2016年3月5日

何でも持ち歩けば良いという物でも無い

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、スーツケースに入れば「モバイル」という話。以前も書いた記憶がありますが、私は成田のUnited Club(その時は確かまだRCCの時代)の中で、DELLの21~23インチのLCDモニターを机の上に広げて、キーボードを叩いている外人さんを見たことがあります。足下に、ACタップと口が開いたキャリーバッグがあったので、この中に入れて機内持ち込みにするんだとビックリしました。多分全部合わせたら、10kg以上なんですが、かなり体ががっちりした男性だったから、それ位なんともないのかもしれないけれど、でも「良くやるなぁ~」と感心しました。

確かに、自宅でマルチモニターとか高解像度環境を使用していると、外に出たときに凄く仕事がやりづらくなります。私もそれがあったので、新しいオフィスマシンに更新するときには、高解像度のX1 Carbonにしたわけですが、解像度が同じくらいでも、物理的表示サイズが違うとやはり違和感が大きくなります。調理用の道具で、油が回りの壁に跳ねない様にカバーする銀紙の衝立みたいなのがありますが、あんな感じで自分のノートブックの画面回りにマルチスクリーンが展開出来たら言うこと無いんですけどね。USB経由のディスプレー装置もあるけれど、最近は高解像度の物ってあるんだろうか。少し前に、ThinkPadのWシリーズに、子画面が右横からポップアップするモデルがありましたが、三面鏡のように左右にカバーが開くと、3画面の横型庁ワイドのスクリーンになるといいかも。ただ、作業効率的には縦方向の解像度も必要で、さらにもう一つ縦方向に展開して、元の画面の6倍の画面になると非常に嬉しいのですが。

最近の若い人は、パソコンなどは使わずにスマホですべて用事や仕事を済ませてしまうので、高解像度だけれど狭い画面でも問題無いみたいですが、私の世代なんかは、兎に角解像度の大きいパソコンを使いたいという時代だったから、やはりモニターに拘りがあるのかもしれません。個人的には、解像度を幾らでも変更出来る超小型プロジェクターがあれば、後はスクリーン代わりに蛍光スクリーンとか持っていけばいいんじゃない、と昔から思っているんですが。輝度やコントラストの問題で、プロジェクターが液晶などの表示装置と比較して不利なのは分かっているんですが、それでもプロジェクターってもう少し便利になりそうじゃ無いかと昔から思っています。でも、ダメなんだよなぁ...

仕事なら、10kg、20kgの荷物でも持ち歩く覚悟はあるんだろうけど、それでも軽いことに越した事は無いし、それがさらに小型になれば嬉しい。でも、仕事をするときには大きくなって見やすくなって欲しい。この矛盾を解く「解」は何処かにあるんだろうか。

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