2016年3月12日

嫌われる「民主党」

国民投票(?)で、新しい党名を決めようとしている、現・民主党と維新の党が合併する新党ですが、その候補には、現在の「民主党」を筆頭に、「立憲民主党」と「民進党」が続いていて、現・民主党は「立憲民主党」を、現・維新の党は「民進党」を推しているらしい。ところが、台湾で次期政権を担う「民主進歩党」略進「民進党」から、「イメージが悪くなるから、『民進党』を名乗らないで欲しい」と言われてしまいました。自民党関係者からのコメントを記事にしているから、もしかしたら単に軽口の類だったのかもしれないし、その真偽も一寸不明だけれど、まぁ分からないでは無い(by さんま)。

7年前は、日本では民主党が政権交代に向かって最終段階だったし、アメリカではオバマ旋風でやはり民主党が共和党から政権を奪い返しつつ有り、「民主党」が大ブームだったわけですが、どちらも期待値が大きかっただけにその後の落胆は更に激しくて、もう「民主党」の「み」の字も聞きたくない感じ。もっとも、その時は別のアメリカの民主党が日本の民主党にエールを送っていたわけでも無く、たんに日本の民主党が世界的にブームになっていた「オバマフィーバー」に乗っかっただけだけれど、今回は逆に台湾の民進党から三行半というか拒否された感じ。まぁ、これまでの民主党のダメさを見てくれば、彼らとしてもそう言いたくなる気持ちはよく分かるけれど、しかし直球だなぁ(笑)。

さて、世の中的には不名誉であろうが、嘲笑の的であろうが、これまで使ってきた「民主」を残したい現・民主党は「立憲民主党」という名称にしたいらしい。何で、わざわざ「立憲」という言葉を入れたいのかわく分からないけれど、意図は先の安全保障法案「違憲」として、それを正すと言う事だろうけど、余りに短絡的というか、まぁそれが民主党らしいと言えばそうだけれど。でも、「自由民主党」が「自民党」になるように、「立憲民主党」だと「立民党」とか「憲民党」になるんじゃないの? 個人的には、後者の「憲民党」が、日テレの某バラエティー番組っぽくてお勧めです(笑)。

「民主党」が余りに不評で、出来るだけそれを隠したいという党員もいれば、ここまで育ててきたブランドだから「民主」は外せないと言う党員もいる。結局は、自分達が何をやるのか、何をしたいのかでは無く、以下に自分達を売り込めるとかと言う事が新党名選択理由である以上、結局は名前が変わっても何も変わらないと言う事ですよね。それでも、全く違う意味合いの、あるいは言葉の名前にするのであれば、まだ何か今度は頑張ってくれるという「期待感」も感じるけれど、結局は「民主党」かい、というツッコミが最初から期待出来るようでは、やはり先は見えますよね。何故、そんな単純なことすら、彼らは理解しないのか、それが凄く不思議な集団です。

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