2016年2月20日

米系航空会社、三者三様

先日やっと合意に達した、日米航空交渉。米系航空会社のコメントが掲載されていますが、文字通り三者三様でちょっと面白い。

最初のAAは、先日スタートしたばかりのHND-LAX便を昼間に移動させる予定らしい。AAが成田から運航しているフライトは、4便(DFW*2、ORD*1、LAX*1)。DFWの早いフライトを持ってくるかなと思ったんですが、LAXでの乗換客を意識しているんでしょうか。あるいは、擦った揉んだの末DLから奪った(?)枠なので、意地でも暫くはLAX線を継続するんだろうか。1年後くらいには、行き先が変更される気がする。

我らが(笑)UAは、現在HND-SFOを運航していますが、こちらもこれをまず昼間帯に移動させるんでしょうね。以前は、NRT-SFOが2便あったりしましたから。あと、IAHかEWRを一つ振り替えてくれたら、一寸利便性が向上しそう。SFO、DEN、IAD、IAH、EWR、ORD、どこもUAのHubで、そこからの乗り継ぎ便も沢山あるんですが、出来ればシートの良い国際線で出来るだけ移動して、国内線移動は最低限にしたいところ。ですから、西海岸線よりは、中部、東部へのフライトを是非羽田に移動して欲しいのですが。

UAにしてもAAにしても、それぞれアライアンスのANAやJALの路線と被る路線は設定しないだろうから、当然それぞの航空会社に対しての枠数が決まったところで、相互に協議するんでしょうね。ANAも現在深夜便でHND-LAXを運航していますので、これを昼間に移動させると思うけれど、UAにしてもANAにしても、深夜帯の離発着という制限から西海岸路線を設定していた(事実上それしか運航できない)ので、昼間になれば思い切ってもっと遠距離路線設定をしても不思議では無いですよね。と言うか、国内線は勿論、新幹線や在来線からのアクセスも抜群な羽田を利用するのですから、ビジネス路線にまずは設定するでしょう。そうなると、ORDやJFK/EWRなのかなぁ。

で、どうしても納得できないのがDLですが、彼らだって現在の成田の枠をそのまま羽田に移動出来るとは思っていないだろうから、今回米国にアサインされる6枠(うち深夜枠1)で、どれだけ勝ち取れるかの闘争材料なのはほぼ明らか。深夜枠はHAが多分今のまま維持するだろうと予想しているので、3社で5枠の争い。なかなか厳しいですよね。アライアンスが無いDLとしては、少なくとも3枠は欲しいところだろうけど、UAやAAも1枠は確実しても2枠は何とか確保したいところでしょうし。多分、それぞの航空会社が予定する就航先でも、米国としては配分するだろうし。

具体的にスケジュールが出てくるのは、4月とか5月位だろうか。国内外の航空会社がどの様なスケジュールを出してくるか、ちょつと今からわくわくしています。

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