2016年2月25日

1+1 < 1?

民主党と維新の党が合流に合意。維新の党が民主党に合流する形で、新党を3月中に結党するという話だけれど、何ら期待感も新鮮さも沸かない話。維新の党の半分くらいは、元々民主党から袂を分かってきた議員だし、それが元の鞘に収まるだけ。姑息だなと思うのは、政党助成金を失わないために、ほとんどの民主党員が一度離党した上で、維新の党の議員と同時に新党に入党するという話。更に、ここに小沢氏の生活と何チャラ党も合流するらしい。合流したらしたで、あの山本太郎議員はどうするんだろうか。また無所属になるのか?

圧倒的な多数を保有する自民党(+公明党)の与党に対抗するために、少しでも数を揃えるのは政治戦略としては正しい行為。以前の共産党提案の統一候補というのは非現実的だと思うけれど、より考えの近い者同士が集まり勢力を拡大するというのは、有りです。ただ、未だに与党時代のダメダメ振りが払拭されず、何をやってもブーメランで自らに振り返ってくる民主党と、同じ「維新」ではあったけれど肝心の「橋本ブランド」が無い維新の党がくっついても、1+1=2どころから、1+1が1にもならないかもしれない。いゃ、ならないだろうなぁ...  大体、民主党側は何故か「民主」という名前は残したいと言い、維新の党は「それはダメ」と言っている時点で、水と油じゃ無いかと小一時間。それならよくある企業合併のように「民主維新の党」とか「維新民主党」でいいんじゃん(笑)。

この夏の参議院議員選挙の予想を見てみると、与党躍進、共産党以外の野党は衰退という予想になっているらしい。その予想を少しでもひっくり返すには、やはり国民の支持を得る「政策」なり「提案」が無いと票は集まらない。ところが、今の野党は反対のための反対しか言わない役立たず状態。国民の悪い記憶を払拭するために、党名を変えたいという意見は凄くよく分かるけれど、入れ物を変えても中身が同じでは余計ガッカリするだろうから、この際は表に出てくる人達の顔ぶれも変えないと、1+1を1以上にすることは無理じゃ無いだろうか。まあ、個人的にはこの合流、参議院銀選挙後にごたごたが発生して、再び分党騒ぎになりそうな気がしているけれど...

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