2016年1月25日

再利用ロケット

まるでSFの挿絵のような、宇宙船の垂直着林のシーン。勿論CGとかではなく、Amazon創業者Jeff Bezos氏が作ったBlue Origin社の再利用宇宙船の着陸シーン。これまではほとんど使い捨て状態だった宇宙船本体を再利用することで、開発コストを下げる目的ですが、当然厳しい条件で使用された機体を又使うわけだから、出来るだけ完全な状態で回収しないと行けないわけで、その為に垂直着陸させて戻そうと言う事。

言うのは簡単だけど、一寸手も傾けば倒れてしまうし、微妙な噴射制御をこなさないと難しい技術だとは分かるんですが、今回は実際に打ち上げた機体を垂直着陸で回収し、それを再び打ち上げて回収するという、再利用サイクルを検証したもの。既に退役してしまったスペースシャトルは、元々その発想の元開発されて実用化されたわけですが、耐熱タイルが剥離する問題で発射時に爆発事故が発生し、最終的にはコストが見合わないということで退役したわけですが、このBlue Originのロケットはその点どうなんだろうか。画面で見る限りでは、特に体験再突入での損耗は少ないようだけれど、それは打ち上げ高度がまだ低いからそれ程再突入時の損耗が少ないからなんでしょうね。実際に、どれ竹ストレスが掛かって、どれだけ再利用にコストが必要なのか、次の段階での検証結果が待ち遠しい感じ。

もう一つ気になっているのは、再着陸する場合に使用する燃料って、どの程度必要なんでしょうね。着陸時には出来るだけ機体重量は軽くしたいだろうけど、再噴射する燃料はある程度保持していないといけないだろうし。個人的には、こう言う挑戦をしてくれるなら、もう一寸Amazonで買い物しようかとも思う(笑)。

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