先日の大雪の時にも、律儀に会社に出る日本人の様子が普通に見られましたが、その為に間引き運転された電車はさらに混雑して混乱が大きくなったような。こう言う場合には、会社としても学校のように「休校」ならぬ「休社」制度みたいな物を作っておく必要があるかも。例えば、その時点での天候を見て、「始業時刻3時間遅らせる」とか「午前半休」とか。あるいは、出てくれば帰りも混乱する可能性はあるわけで、最初から「臨時休業」宣言を朝一で全社員にメールで転送して、自宅待機なりにしてしまうとか。
うちの会社なんかだと、テレワーク(e-work)に切り替える人がかなり多くいますが、それでも正社員以外の派遣や契約社員の方はそうもいかないので、そういう雇用形態の人も含めてどうするのか、先般の地震等大規模災害の時同様にルール作りをすることが重要でしょうね。
丁度こんな記事が掲載されていますが、仕事をする端末(PC、タブレット、スマホ)、ネットワーク、そして会社と端末をセキュアに接続するVPN等の通信ツールの三つが揃えばある程度の作業は可能。ただ、そうは言っても、製造とか窓口対応とか、どうしても本人がその場所に居ないと仕事が出来ない事も多くあるわけで、テレワークで救えるのは、企画とかPM系とか、やはり限定されてしまいます。そういう意味で、自分は運が良かったなと思うのだけれど。
雪に弱い都内の鉄道網と、雪国、北海道や東北地方の鉄道網の比較をテレビでやっていて、例えば寒冷地のポイント切替では、24時間水を散布して積雪や凍結を防いでいるけれど、都内のポイントにはそれが無いとか。でも、年に何回あるか分からないようなトラブルに対して、そこまで設備投資する必要が有るのかという疑問も。小田急だったかな、ヒーターを設置して、凍結しないようにする設備を施していると放送されていたけれど、精々それ位ですよね。それでも、都内のJR網のポイント全てにそれを設置するのは、やはり不可能では無いけれど現実的ではないような。確か、ポイントのところに溝みたいなものがあって、そこに油を入れて火を付けて、その熱で凍結しないようにしているんじゃ無かったな。それだって、人海戦術で点火しないと行けないわけだから、これも大変。
一寸不思議なのは、台風の時等は皆さん最初から外に出ないように注意しているのに、雪の時には何故か甘利気にしない気がします。日頃雪になれていない地域の人間にとって、「雪」っていうのは綺麗でフワフワしているものという印象しか無いからだろうか。明日は大雪になりそうだから、テレワークしてください、と急に言われても出来ない人が多いだろうから、社会の仕事のスキーム自体をそういう風にまずは変えていく必要があるでしょうね。そうすることで、例えば大都市にいなくても、地方に居ても大都市内の会社で仮想的に仕事が出来るようになれば、地方への移動活性化にも繋がる気がするんですけれど。それをさらに拡大すると、別に日本に居なくても良いわけで、昔よく言われた「多国籍企業」的な仕組みが、今では普通にどこの企業でもやる時代になったと言うことですよね。そういう認識を一人一人が持たないと、また大雪の時には駅での大混雑が発生しそう。
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