2015年12月2日

バイオ燃料

ミドリムシから健康食品や化粧品、さらにはバイオ燃料精製を目指しているユーグレナが、ANAと協力してミドリムシからのジェット燃料を5年以内に実用化するプロジェクト。確かユーグレナは、一つ一つのミドリムシから採取出来る油分は少ないけれど、増殖速度が大きいのが特徴だったような。もう一つのオーランチキトリウムは、単体からの採油量が多いのが特徴だったような。

どちらも2020年頃の実用化を目指して研究が進められていますが、こういう風に具体的な目標が提示されて見える形で作業が進められていくと、期待感も大きくなりますよね。実際ANAとしては、燃料費の節約目的もあるだろうけれど、エコ企業としての宣伝費も結構大きいかも。

一つ気になるのは、昔の工業地域の空き地等を利用するために湾岸地域に大規模な実証実験場を作るわけですが、大地震等の大規模災害が懸念されている昨今の場合は、もっと内陸部に作る方が良いんじゃ無いかと思うけれど。それと、可能であれば津波で更地化した地域へも展開出来ないだろうか。土地の有効利用という意味でも、エネルギー製造という意味でも、最適のような気がするんですが。

100%現在の石油エネルギーの置き換えになる事はまだまだ難しいと思うけれど、10%でも置き換え可能になれば、かなり日本のエネルギー事情も変わりそうな気がします。少なくとも不安定な太陽光発電とか風力発電よりは、安定的に発電できる設備が増えそう。一日でも早い実用化を期待したい技術ですよね。

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