2015年12月29日

慰安婦と踊る人達

二者間で何か合意するときに、どちらも100%の満足と言う事は絶対に無いわけで、同じように50%-50%と言う事も先ずあり得ません。最低でも51%-49%とか、へたをすると99%-1%みたい事で妥協しなきゃ行けないこともあります。今回の日韓合意を何%-何%というのは難しいけれど、少なくとも元々は韓国が「作り出した騒ぎ」なわけだから、日本としては1%でも何か譲歩するというのは腑に落ちない話。とは言っても、日本政府のこれまでの失策もあり、これだ大きな騒ぎになってしまった以上、某かの落としどころを見つけないと困るのも事実。だから、与党内でこれとかこう言う不満が出てくるのは、ある意味仕方ない。

逆に、これまで問題の未解決を非難していた主に野党側としては、内容はともかく相手国も納得して「合意」した以上、その解決に関しては何か表明すべき何だけど、満足したら与党の手柄になる以上、簡単に喜ぶことも出来ないジレンマが。その典型が、この社民党の談話。いゃいゃ、日韓関係がこじれていたのは、お宅の元党首、村山総理大臣時代だって同じでしょう。当時の村山談話だって、解決どころか韓国からは誠意が無いと批判されていなかったか?  こじらせたと言うけれど、一番こじれたのは民主党時代にあった李明博元大統領の竹島上陸やら天皇批判やらからじゃ無かったか?

いずれにしても、日本国内では不満の声はあるものの、大多数は「やっと答えが出た」という安堵感というか、やれやれという感じでしょう。でも、韓国においては、当事者の慰安婦の人達でも意見が分かれるのは、まぁ分かるとしても、その加減の主役というか支援団体にしてみれば、自分達の存在意義が無くなるわけで、彼らとしては絶対に受け入れられない提案でしょう。これから、韓国政府と支援団体との熾烈な戦いが始まるわけだけど、韓国政府としては賞賛はあるのだろうか。もう一つ気になるのは、2年後に今の政権から交代したときの次の政権がどの様な態度を取るかですよね。それまでに財団が設立していて支援活動が始まっていれば、それを持って「最終解決」という事が出来るけれど、その時点でまだ財団は設立されていない、支援団体との対話も進まないという状態だと、新しい政権では更なる要求が出てくる可能性も高いので、その時こそは日本政府としては厳格な態度を取らないと、又振り出しに戻ることになるでしょうね。その時には、それこそ厳しい態度を取らないと、結局は卓袱台返しの繰り返しになる事を、全国民が認識するのかな。

色々あるだろうけど、取りあえず日韓両国にとってはこれで一応区切りが出来たわけで、これから色々作業は残るとしても、取りあえず「合意した」というゴールは定まったので取りあえず落ち着いたと言えるけれど、国外で活動している団体・組織に関しては具体的な対策がありません。韓国の日本大使館前の少女像に関しては、移設を努力すると言うことになったけれど、あれは藻ジュネーブ条約があればこそで、海外の像に関してはそれに該当しません。新規の像設置に関しては、少なくともアメリカでは抑制されると思うのだけれど、既に設置されているものをどうするかですよね。一度設置されたものを撤去するのは、なかなか難しい。これも地道な方法ではあるけれど、その地区の議員にロビー活動をして、当事国同士で解決した事柄を関係無い場所で継続することの無意味さを説いていくしか無いでしょうね。彼らの場合、韓国系・中国系アメリカ人は、重要な票田になっているわけで、それらの議員が引退でもして新しい議員が別の意見を持たない限り、これらは残ったまま。まぁ、日本としては、これからも情報発信を継続していくしかないわけで、そう言う意味では情報戦の戦いの場が日本周辺から外洋部に移っただけとも言えます。いずれにしても、色々な意味で利権にカラムは無しである以上、それを手放さない人達が残る限りこの問題は解決しないとも言えますよね。日本としては、当事国同士で解決した話を蒸し返す行為は、敵対行為と見なす、位のことは言っても良いのでは。あるいは、韓国内に財団が設立されて、大使館前の慰安婦像も移動されたら、米国内で訴訟を起こすというのも手かも。10年、20year先の話だろうけど、そう言うロングレンジの戦略もこれから作って、本当の意味で解決に向かうようにしないと行けないなとも感じます。

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