ユーキャンの「新語・流行語大賞」の内容に関して、やはり世間的には違和感を感じるみたいで、Googleの検索上位との比較からも、かなりバイアスが掛かっている印象を受けます。「トリプルスリー」に関しても、それについて言うなら「奪三振王」とか「首位打者」の方が、よほど世間に流布されて認知されている用語だと思うし、さらに言えばサッカーでの「ハットトリック」とか「決勝ゴール」とか、もっと使われている言葉もあるでしょう。
Googleの検索上位語にしても、決して流行ったからという理由だけでなく、例えば何かの勉強で登場して全国的に検索された言葉とか、ニュース等で話題になった言葉が一時期検索上位にランクインする事もあるけれど、それは「興味を誘う」言葉ではあるかもしれないけれど、決して「使われて広がる」言葉ではないことも多いはず。仮にGoogleのデータなり技術を使うのであれば、今年公開されたFBなりHPなりのテキストデータを調べて、その中で使用頻度の高い言葉で日常的な物以外の語句を拾い上げないと、「流行語」とは言えないのでは。そう言う意味では、芥川賞受賞の「火花」なんて言うのは流行語として認めても良いと思うけれど、「火花」なんて一般名称だから、そちらの意味で使われている場合とのスクリーニングが難しそう。あと、Googleでは普通に会話している部分は検索出来ないだろうし。最も、最近の人達は会話するよりはLINEとかでやり取りするだろうから、そういう部分も含めて判断しないといけない。結局は、全体的な「ふんわり」して印象が一番正解なのかもしれない。
結局、メディア自身がメディアの力を借りて自画自賛するって言うのは、自らの存在価値を自ら下げていると言う事なんだけど、それに気がついていないあるいは気づいているけれど無視してさらに盛り上げようとしていることに、一般の人達は既に気がついていることを認識しないと。言ってみたら、それって業界内ロンダリングみたいなものなんだからなぁ。まぁ、その手の裏付け操作って、良くメディアがやる手法ではあるけれど。
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