靖国神社での爆発「音」事件の犯人と思われる韓国人が、突然羽田空港から入国して逮捕された件。韓国当局も把握していなかった日本への再入国を、何故把握出来対応出来たのか、その理由が航空会社が事前に提供する登場者情報だったという記事。我々も、航空会社のFFPに登録していれば、その情報が自動的に参照されますし、そうで無い航空会社利用の時にも、チェックイン時には必ず入力を要求されるのかな。氏名や生年月日などは、パスポート情報から収集されるんだろうけど。
今回は事件が事件であったし、発生後直ぐに再入国したりして大きな話題になったけれど、記事によれば年間20人近い容疑者が逮捕されているようで、多分このシステムを利用しての逮捕というのは結構あるんでしょうね。航空会社のチケッティングシステムも電子化され、出入国情報も同様に電子化され、さらに過去の渡航履歴等もデータ化されている現代では、こう言う形で事前に安全を担保していくシステムが不可欠になりつつあります。まぁ、それに対して「プライバシーの侵害」という事を言う人も居るんだろうけど、でも安全か制限かと言われれば、やはり前者が優先するのでは。
とは言っても、パスポートとか旅券情報のような、本人とは別に設定されている媒体による情報だから、その裏をかこうと思えば出来ない事は無いんですよね。それでも、本人との同一性を担保出来るので今回のように上手く利用すれば効果を上げることが出来る。これが、例えば本人のDNA情報をリアルタイムで確認できるような技術が生まれてくれば、その本人の肉体が証明書になるわけで、さらに安全性は高まるけれど、そこまでやらなきゃ安全が担保出来ない社会というのは、逆にさみしい気もしますが。
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