2015年12月21日

訪日3000万人時代

少し前に、今年の訪日客数が2000万人近くまで増加するというニュースを聞いて、確かに爆買い等の話題もあるし、今でも中国や東南アジア等からの観光客をよく見るし、2020年までに2000万人という政府目標はかなり早く達成されそう。実際、海外からの観光客の購買力は1兆円を超えると言う話も。中国の経済失速も長く言われる最近では、来年もこの傾向が続くかどうかは不透明だけれど、ある意味強靱な国民性の中国人に関しては、自国経済が傾けば傾くほど、海外に資産保存のために出て行きそうな気がするから、逆に経済が傾けばますます拍車が掛かりそうな気がする。

別のニュースでは、国際線が就航している日本の国内空港での国際線利用客数は、今年はとうとう富士山静岡空港が成田、羽田、関空、中部、福岡、新千歳、那覇に続いて8位にランクイン。中国からのインバウンドが増加して、空港利用客数の半数以上は国際線利用客になるらしい。さらに、「雲の上の数字」と揶揄されていた、年間利用客数70万人の目標も、今年は若しかしたら突破するかもしれないというニュースも。成田、羽田という首都圏空港が飽和状態である以上、こう言う地方空港を利用して安く便利に旅程が組めれば海外からの訪日客もどんどん増加していくだろうけれど、その静岡空港にしても設備面等ではまだまだだし、それらが準備出来るのは2年後だし、ちょっと後手に回っている印象も。地方空港生き残り戦略として、訪日客をいかに取り込むかで経済発展の鍵にもなるわけで、地方創生の中にそういう部分も織り込んでくれると良いのかも。その為に必要なものは色々ありすぎるけれど、一つは情報発信のインフラと継続して発信できる仕組み作りですよね。それさえあれば、日本に来てくれる人は幾らでもありそう。

最近では、個人のSNSの情報を頼りに来る人も多いわけで、そう言う人達や組織に情報提供出来るような仕組みをしっかり作り込んでいけば、それは2020年のオリンピック・パラリンピックにも繋がると思うんだけど。次は3000万人に向けて、どの様な方策をとるんだろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿