2015年10月7日

ノーベル物理学賞 梶田隆章氏

ノーベル医学・生理学書受賞の大村氏に続いて、東京大宇宙線研究所教授の梶田隆章氏がノーベル物理学賞を受賞。二日つつけての大きな発表に日本中が沸いていますが、こんなこともあるんですねぇ。スーパーカミオカンデでのニュートリノ検知による研究と言う事で、早速浜松フォトニクスもお祝いコメントを出していたけれど、またフォトニクスに注目が集まるんだろうか。

今回の梶田氏は56歳とほぼ同い年。大村氏が80歳という年齢もそうですし、受賞対象となった研究活動もかなり以前のもの(だから、大村氏は何度も候補に挙がっていたらしい)でしたが、今回の梶田氏は年齢も若いしスーパーカミオカンデの研究もまだ進行中のもの。日本のノーベル賞受賞や、それに類する研究活動が過去の遺産に助けられていると言う話も聞くけれど、ちょっと安心する今回の受賞ですよね。また、大村氏の研究が既に何億という人を助けている「現実」の話であるのに対して、梶田氏のニュートリノはまだ未来の話。そう言うアンバランス感も面白い。それに、昨年は青色LEDが対象だったから、結構選考のプロセスもどうなっているのか疑問があります。例えば基礎研究に限定するとか、世界に対しての貢献度を重視するとか、何かルールはあるんだろうけど。

ニュートリノ関係では、まだまだ多くの候補の方がいらっしゃるようだけど、それ以外の分野でも頑張って欲しいですね。所で、今年も「9条を平和賞に」という話をしている人達が居るみたいだけど、もう結果も決まっているだろうこの時期に言い出しても遅いでしょう。なんか炎上マーケティングじゃ無いけれど、話題を集めれば成功みたいなずるがしこさを感じるなぁ。というか、仮に平和賞を受賞したら、中国、韓国から非難されている日本はずっと平和な国だったという証明になるわけで、彼らの日本が危ない危険だという主張に対しての反証になる気がするんだけど。

閑話休題。ニュートリノだけが物理学では無いけれど、あと10年くらいでワープ航法の理論くらいは出てこないだろうか。それだけが夢だなぁ(笑)。

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