2015年10月15日

県都構想

川勝知事が提唱している、静岡市を解体して「県都」として、既存の静岡市内の3区を特別区として運用するという提案。何でそんな話が出てきたのかよく分からないのですが、その中でも知事の行っている理由が意味不明で、政令指定都市に移行しながら人口減少している静岡市は怪しからんから、県に運用を統合すると言っているように聞こえるんですよね。でも、そうならば静岡市よりも小さな市町村は幾らでもあるわけで、そういう所はどうするのか。で、静岡市よりも人口も規模も大きな政令指定都市である浜松市はどうするのかというと、こちらには興味が無いみたいで鈴木市長が好きにすればみたいな言い方をしている。

例えば横浜市とか名古屋市のように、市の人口が何百万人で会ったり、街の大きさが大きくなっているのであれば、まだ分からないでも無いのに、その半分にも届かない静岡市をわざわざ解体する必要性や意味が分からない。二重行政というけれど、権限委譲すれば良いだけのは無しで、わざわざ今の静岡市を特別区に再編成する必要性がよく分からない。良く指摘されるのが、県立と市立のアリーナがあると思うんですが、静岡市が市立のアリーナを市内に建設するのは当然だと思う半面、県立の施設が別に静岡市内にある必要は無いわけで、それこそ県内の産業振興のために藤枝市とか島田市にあっても良いわけで、何でそう言う話はしないんだろうか。

あるいは、県都を浜松に委譲しても良いわけですよね。まぁ、それは静岡市も県も嫌がるだろうけど。浜松も「面倒くさい」とやらないだろうし(笑)。でも、どこの道府県も使っている同じステムでなんで静岡県だけ問題となるのか、それがよく分からない。知事は他の道府県にも働きかけるみたいだけど、大阪府を除いてどれだけの道府県が同じ考えなんだろうか。例えば、神奈川県なんてそれこそ政令指定都市が三つもあり、静岡以上に重複するような業務を抱えていると思うけれど、そんな話は聞きませんしね。

業威改革は、聖域無くどんどんやって貰って良いと思うけれど、先ずは最初に聞いて「なるほど」とピンとくる説明なり内容を先ずは示して欲しいですよね。今聞いている範囲では、単なる知事の思いつきから言っているだけのようにしか聞こえない。まぁ、それがこの人の芸風だから仕方ないと言えば仕方ないけれど、振り回される人達は毎回たまりませんよね。

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