2015年9月10日

至極まっとうな意見

SEALDs関連のBlog記事や批評は色々出ているんですが、この永江一石氏のコラムはまさに正論、至極まっとうな話で思わず「膝ぽん」してしまいました。過去の記事を幾つか呼んだんですが、いかにもIT系エンジニアらしいロジカルな筋立てで、私的には非常にすっと理解出来る内容。このコラムから参照されている、こちらのネット世論に関してのコラムも面白いですし、一般紙の特に朝日とか毎日とか東京新聞なんかを読んでいると、世の中の人達は安保法制に怒り心頭しているような雰囲気すら受けますが、実際はこういう冷静な人が殆どなんでしょうね。

コラムにも書かれているように、やはり人を説得するには「論理」が無いと判断出来ないと思います。感情に訴えることも、時には必要だけれど、それは切っ掛けにはなるかもしれないけれど、継続していく理由にはなかなか繋がらないと思う。どうしてかというと、結局そう言う刺激と言う物にはいつか慣れてしまうし、それを解消するにはさらに強い刺激を続けないといけなくなるから。絶対何処かで破綻すると思う。

彼らが法案に対して某かの不安屋反論を持っていることは当然だと思うし、それに対して何かの行動を起こしたいというのも自然な発想だと思うけれど、その衝動の結果が単なる罵声であったり、飛躍した論理を振り回すだけであったりでは、本人の自己満足でしか無いですよね。言ってみれば、子供が大声を出して泣き叫んでいれば、回りの大人は注目して対応はしてくれるだろうけど、本当のその子がお腹が空いているのか、おむつを交換して欲しいのか、何か怪我をしているのか、どう言う原因なのかは本人が言わない限り直ぐには分からない。満足に物を言えない子供なら、回りの大人はいろいろと面倒を見てくれるけれど、それなりの立場の大人であればそれは自分の責任。そういう部分に、多分多くの人が嫌悪感というか否定する気持ちが沸いてくるんだろうな。

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