2015年9月30日

ディーゼル車への不信感

VWに続き、BMWにも飛び火しそうなドイツ車のディーゼル排ガス規制問題。私は車に詳しくないので一般記事を見るだけですが、そもそも日本のメーカーとドイツ(欧州)車ではディーゼル排ガスの対策方法が異なるようですね。この記事を見ると、マツダ車の例ですけど、ドイツ車などでは燃焼後の排気ガスを触媒やフィルターで処理することでクリーン化しているのに対して、マツダでは燃焼時にクリーンになるように処理しているとのこと。トヨタとか日産等のディーゼル車は、ドイツ車のように後工程対策何だろうけど、少なくともマツダはそのデザインからして違うから今回のようなSWによる不正は実行しようが無いとのこと。

日本でディーゼル車というとトラックとか大型とか、四駆などの結構特殊な車用というイメージがあるんですが、一般車でも積極的にディーゼルを展開しているのはマツダ位のものだろうか。そう言えばトヨタがプリウスを出して、ライバルメーカーもこぞってハイブリッド車に進出していたとき、マツダだけはクリーンディーゼルということで、こだわっていた記憶があります。

前回も書いたけれど、昔のPCの世界ではこの手の「ベンチマークに特化したインプリメンテーション」って結構入っていたもので、ベンチマークは早いけれど実際に使ってみるとそれ程でも無い、と言う事は結構あったりしました。流石に、それが続くとユーザーもクレームするし、H/Wの新価がどんどんスピードアップしていって、あまりSWが介在できる部分が少なくなっていったこともありますし。

さらに、規制逃れでとかでは無いけれど、どうしても認証とか取らなきゃいけない時には、本来の機能を一寸犠牲にしてもその認証の対象機能を優先したりと言う事はありますよね。例えばバッテリー駆動時間を延ばすためには、バックライトを絞ったり、CPUのスピードを落としたりするわけですが、あれも言ってみれば本来の機能を押さえてでもバッテリーを延ばすという「裏技」みたいなもの。まぁ、個人である程度設定を弄ることが出来るから、今回の様なケースとは異なりますが、結局は全て上手く収まるような事ってなかなか出来ない訳で、何処かを優先するには何処かを押さえないといけないのは物作りの世界では結構あるもの。そう言う感覚が日常化してしまったのかもしれないけれど。いずれにしても、ディーゼル車にはディーゼル車のメリットもあるわけで、それが今回の件で見過ごされるようになるのだけは回避して欲しいですよね。そう言う意味で、今回のVWもそうだしその他の欧州メーカーや日本のメーカーも、是非真摯に対応して欲しいところです。

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