朝日新聞パリ支局の冨永格特別編集委員が、旭日旗とナチスドイツのハーケンクロイツ旗が映っている別の内容の写真に「安倍首相を指示する安保法制賛成者」というようなキャプションを、ご丁寧にも英語とフランス語で書いてTwitterで拡散したという事件。直ぐにその事を指摘されると、Twitterを削除して逃亡したわけですが、その経緯をまとめたTogetterを見ると、そのグズグズ振りがよく分かります。
で、ご本人は「不注意」で掲載したと言い訳しているんだけど、情報伝達を生業としている、しかもそれなりのポジションの人が「不注意」の一言で良いのだろうか? しかも、自らは自民党の「不注意」発言に関して自らの意見とはかなり異なるような... しかも、英語、フランス語で書き込んだと言う事は、日本以外の人に対しての発言になるわけで、それってかなり意図的な行為ですよね。たまたま見つけた写真を誤解して、というには少し責任感がなさ過ぎ。と言うか、別の意図があって行ったようにしか感じられないのは、「朝日新聞」だから(笑)。
所謂「慰安婦報道」であれだけ社会から叩かれて居るのに、こういうことを平気でやっちゃうのは、やっぱり本人達に自覚が無いのと、情報と言う者の怖さを知らないからなんでしょうね。長い間自らが情報の発信者であったことで、自分達が提供するものに一般民衆は支持すると言う「誤解」をずっと持ったまま今に至っているんでしょう。彼らはあくまで「情報の加工屋」でしか無いわけです。「加工する」という事は、色々なノイズを吹くんだ元情報を整理して、分かりやすくエッセンスを抽出するという事ではあるけれど、その時に利用するフィルターが何時も「正しい」とは限りませんからね。ただ、そう言うことが多様性を生む源泉でもあるから、様々なフィルターを持つことを否定しないけれど、何処かの国の憲法議論と同じで、今ある者が「正しい・買えるべきで無い」という硬直化したまま使用していることが問題。回りが変化しているのに、それに対応出来る、修正していく気持ちが無いと、どんどんどんどん現実と乖離していくのに、それに気がつかない、あるいは気がつかない振りをして自らの主張が「善・正・真」と思い続けていくことは、害以外の何物でも無いわけですし。
この人も、元記事を削除してお終いだなんて思わないで、ジャーナリスト、報道人であるならば、何故自分は誤解したのか、どうして間違いに気がつかず配布したのか、その後の対策はどう言う考えから行動したのか、そういうところを客観的にフォローすることくらいはして欲しいですよね。ジャーナリストならば、報道に携わる者であるなら。でなきゃ、彼らが批判するところの「ネトウヨ」と同じなわけですから。
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