2015年8月4日

成田空港第三滑走路

訪日外国人需要対応のために、成田空港に第三滑走路をと言う話が急に現実化してきました。調べてみると、一年くらい前からそう言う話が具体化し始めて、多分関係市町村との根回しもある程度目処が付いたから、今回表に出てきたんでしょうね。国交省のサイトに、成田以外の空港活用も含めた資料が掲載されていますが、その中の成田空港の拡張案に関しても記載されています。
気になる第三滑走路の位置については、現在のB滑走路の北側に、現在のB滑走路とほぼ並行する形か、南にずらした形、2案が提示されています。B滑走路の北側には、圏央道が予定されているので、どちらもちょっと窮屈な感じになるのは残念。

あと、滑走路が増えて離発着数が増えれば、当然今でも足りなくなるターミナルの整備も必要な訳ですが、やはり同じ資料を見ると、現在他の第一ターミナル第五サテライトと第二ターミナルを繋ぐような案と、横風用滑走路用地に新規にターミナル建設する案があるみたいですが、後者の場合は横風用滑走路は完全に諦める事になりますねぇ。B滑走路の3500m級への延長も含めて、何とかならないものだろうか。

で、国交省の資料では既存空港との連携案に関しても示されていて、意外なことに静岡空港もビジネスジェットなどの利用で現在の首都圏空港をオフロード出来ると記載されています。アクセスが悪いので、それを何とかしないといけないのだけれど。あと、国交省の資料は2013年の値を参照しているので、年間利用者数も40万人一寸ですが、現在では中国路線が増加して、年間利用者数70万人を達成しそうな勢いで、ターミナル不足も言われているくらい。仮にビジネスジェットだけを受け入れるにしても、今のハンガーだけでは足りないだろうし、更なる拡張が必要だけれどその当たりの摺り合わせは大変そう。

別に成田・羽田だけが日本へのゲートウェイでは無いので、もっと地方空港、中部、関西、新千歳、福岡当たりを整備すれば良いとは思うけれど、どうしても海外便の需要は首都圏に集中するんですよね。北米線は事実上成田にしかないわけだし。アメリカなんかだと、国土が広いこともあるんだろうけれど、東部・中部・西部と上手く分散している気がするので、日本ももう少し上手くオフロード出来ないものなんでしょうかねぇ。いずれにしても、成田利用者としては、一日も早い拡張とサービスの拡充をお願いしたいところです。

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