2015年8月1日

高いだけの理由

昨日、何時ものように金曜日なので横浜のオフィスまで新幹線通勤をしたんですが、朝そんなにドタバタしたわけでは無いのに何故かiPhone6で音楽を聴くためのイヤホンを忘れて出かけてしまいました。家を出て暫くしてから気がついたので、今更それだけのために戻るわけにも行かず、その日は音楽再生は諦めることにしてそのまま横浜のオフィスへ出社したんですが、やはり新幹線の中で1時間ちょっと過ごすときには、回りのノイズも気になるし手持ち無沙汰にもなるしで、帰りの時にはやはりイヤホンが欲しいなぁ、と。で、お昼休みに会社近くのコンビニ(ローソン)に行って、1000円位のイヤホンを買ってきました。昔だったら、量販店とか専門店に行かないと買えないのに、今ではコンビニでもこういう簡易的なものなら購入出来るので、便利ですよねぇ。ただ、値段が値段だけに音質は期待していませんが。

で、購入したイヤホンを早速iPhone6に繋げて音楽再生してみましたが、まぁ「音は聞こえる」というレベルで覚悟はしていたけれど非常に残念。高音域低音域は勿論、中音域も狭くて、かつ解像度も低いし、聞いているだけで疲れる感じです。何て言うか、これまでFM放送のステレオ放送を聞いていたのに、いきなりAM放送のアナログ音声を聞かされている感じよりもさらに悪いというか。今自分で日常使っているイヤホンは、Etymotic Researchのhf5とか4PT、さらに最初に購入したちょっと古いけれど6iとかを、その日の気分で使い分けていましたが、流石に価格で10倍以上するだけあって、音域も解像度も後音の迫力も全然違います。試しに帰宅してからiPhone4sに付属していたAppleのマイク付イヤホンで音楽再生してみましたが(通常はSkypeとか通話にしか使っていない)、購入した1000円のイヤホンよりはまともだけど、やはりERのイヤホンと比較すると使うのが嫌になってしまう品質。

試していて気がついたんですが、私が持っているERのイヤホンは全てカナルタイプで、耳の中にすっぽり入ることで外音をシャットアウトしています。ですから、ドライバーから出てくる音楽だけ純粋に楽しめる。一方今回購入した1000円のイヤホン(実は、一応Panasonic製です-笑)は、見た目はカナルタイプっ歩いけれど完全に耳の穴に埋没するのではなく、耳の穴にラバー部分を入れて「止める」という雰囲気。だから、ERのカナルタイプは音楽再生をしていないときでも外音は殆ど聞こえませんが(耳栓として使えるくらい)、今回のイヤホンはしっかり外の音が聞こえてきます。だから音像がはっきりしないんでしょうね。何度か耳への装着具合を調整してみましたが、改善しませんでした。iPhone4sのイヤホンも、小型スピーカータイプで耳の穴に装着する感じですから、そう言う意味で音像がぼやけるのは仕方ないかも。ヘッドホンタイプの、耳全体をマフで覆うようにすれば改善するのかもしれませんけど。

いずれにしても、今回購入した1000円イヤホンは、帰宅時の緊急避難用で、その後は仕事で音を再生するときなどに使うつもりでしたから無駄にはなりませんが。まぁ、コンビニで1000円でこういうものまで直ぐに購入出来る事が凄いと思った方が良いのかも。そして、価格にはそれなりの理由があるんだなと言うことも再認識。今の世の中は、兎に角コストダウンで低価格競争に走って、結果的に見た目はそれっぽいけれど実際に使ってみると「何か違う」というケースが時々ありますが、消費者が安くて良いものを求めているのは仕方ないとしても、ある程度の限度はあるよなと改めて感じましたね。

0 件のコメント:

コメントを投稿