民主党が製作したという「徴兵制が来る」というビラ。内容に入る前に、先ずセンス無いなと思うのが、出陣する(?)兵隊さんの絵が、太平洋戦争当時のようなスタイルな事。しかも、ハングルで書かれたような名前の旗を持っているけれど、それだって太平洋戦争当時の「学徒動員」のシーンみたいじゃ無いか。今時、あんなスタイルで送り出すこと何て無いだろう、と小一時間。慌てて、この絵を取り下げて、次に「○×君」みたいな形に修正したらしいけれど、やることが相変わらずダメダメですね。
で、このビラでは現政権が数にものを言わせてやりたい方題するぞ、徴兵制も来るぞと、国民を脅しているわけですが、逆に、じゃぁ民主党が与党政権であったなら決してそんなことはしないという保証はどこにあるんだろうか。沖縄の基地問題しかり、あるいは突然の消費税率アップの話あり、いろいろと数にものを言わせて勝手なことをやっていたんじゃ無いだろうか。
あるいは自社さ連立内閣当時、それまで自衛隊を否定していた村山首相(当時)は、自らからその自衛隊の最高責任者になったけれど、その存在を認めて維持したわけですが、野党時代自らがやりたくて公約にしていたようなことでも、現実問題に直面すると180度趣旨返ししないと駄目という事もあるわけです。彼らが与党を攻撃する材料と、これ幸いと「徴兵制」を利用するのはまぁ良いとしても、実はそこで彼らが主張している事って、立場が違えば自分達を攻撃する材料になるという事を分かって行っているんだろうか。多分、その場限りの使える材料なら何でも恋みたいな雰囲気でやってるんだろうなぁ。だから、「徴兵制」というおどろおどろしさを協調するために、今の自衛隊の迷彩服では無く昔の兵隊の服装をデザインに使うわけです。結局彼らが唱える危険性というのは、今の時代の危険では無く、何十年も前の時代の話を蒸し返しているだけなんですよね。そういう部分に、政党としての未熟さ不完全さ以前に、組織として幼稚なところを感じてしまう。
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