2015年6月1日

畳むと丸める

一般紙に掲載された、折りたためるSamsungのスマホの話題。技術的には何年か前に発表されていて、現在実際に販売されている湾曲ディスプレーの次のテクノロジーとして注目も集まっているだろうけど、個人的には一寸疑問。

一つは、折りたたむことで使用時と移動時でサイズが半分になるけれど、折りたたんでもある程度のサイズまでしか大きく出来ないから、二つ折りを開いても多分精々10"タブレット程度の大きさにしかならないだろうという事。そうなると、そのまま10"のタブレットを持ち歩いても良いわけだし。あと、折り目の部分の素材開発に目処が付いたから発売すると記事には書かれているけれど、そうは言っても何度も折り畳みすることでその部分には相当のストレスが関わるわけで、それがどれくらいの耐久性が有るのかというのも疑問。それに、これって一方向にしか曲げられない(画面が隠れる方向)と思うんだけど、そうなると実際に使うときには開いた状態でしか使えないわけで、それなら最初から画面が使える・見えるサイズのデバイスの方が便利じゃ無いか、と言う気も。これが、画面が隠れる方向にも二つ折りにして両方に画面が表示される方向にも折りたためるなら、それは新しい使い方も生まれると思うけれど。

個人的に欲しいなと思うのは、こういう折りたたみ式よりも、スレートタイプなんだけど必要に応じて腕に巻き付けられて腕輪みたいな形で使えるデバイスです。Apple Watchとか類似したデバイスが登場しているけれど、画面の小ささや別に母艦を持たないといけないのが不便。それなら、スマホなりタブレットがそのまま腕に巻き付けられて持ち運びも出来るし腕に付けたままで広い画面利用も出来るし、そのまま丸めて机に置いて表示させても良いわけだし。で可能なら防水設計にして貰えれば、そのまま早着して海の中にも入れるから、そのまま写真撮影したり菜美しすてむにしたり、色々用途が開けそう。

「折り畳む」という行為って、ある意味その物を仕舞い込むためにコンパクトにする動作だと思うんですよね。だから可搬性には優れているけれど、使う的には開かないといけないし仕舞うときにはまた畳まないといけない。一方で「丸める」といううのは、仕舞い込む意味もあるけれど「折り畳む」と言うよりはもう一寸簡便な感じ、再利用するという意思がまだ残っていそうな行為だと思うし、どちらかというと移動時に使う行為だと思うんですよね。一番重要なのは「折り畳む」事で必ず折り目は生まれるけれど、「丸める」時には折り目は出来ないので表面が綺麗なまま保持されること。紙とLCDでは素材も組成も違うけれど、やはりその差は表面に対しての影響は大きいと思うから、やっぱりどうせやるなら「丸める」方に個人的には軍配を上げたい気分。

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