先週末の羽田-沖縄往復フライトの時、那覇空港内のレストラン「風月」で早めの昼食を食べていたとき、一つ離れた席に座っていたサラリーマン風二人組が面白い会話をしていました。私と同じように、窓際のテーブル席に座った二人。窓側には20代後半くらい、反対側外の見える席には上司と思われる40代後半位の男性二人組は、これから出かけるんでしょうか、注文したアイスコーヒーを飲みながら最初は仕事関係と思われる話をしていました。で、そのうちその話も終わったのか、外から見える飛行機の話に移っていきます。那覇空港国内線ターミナルはコの字型の形で、右側がANA、左がJAL系列の飛行機が駐機していて、このレストランは丁度右側の腕の付け根辺りにあります。ですから、窓の外には31番から34番くらいまでのゲートに駐機する飛行機を間近に見ることが出来ます。31番とか32番には多分B767が駐機していて、その奥33番には私がさっきまで搭乗していたB777-300が駐機しています。で、その二つの飛行機を見ていた上司の男性が、「なんでこっち(手前)の飛行機の翼の先っぽは反っているのに、向こうの翼は平なんだろうね」と言い出します。若い男性も詳しいわけじゃ無くて「何ででしょうね」なんて、ある意味的等に相づちを打っていますが、たまたま目の前をこれから離陸するソラシドエアーとかスカイマークの中型機が移動していて、それらもウイングレットを付けた期待だったので、「小さい飛行機だと反っているんだよ」と、結論づけます。で、若い方の男性が「でも、なんでああなってるんじょうね」と聞くとも無しに言うと、暫くして上司の男性が「ほら、曲がっているとクルッと曲がりやすい感じがしない」と大胆な発言(笑)。それを聞いた若い方の男性も、「あぁだから大きな飛行機には付いていないですね」と納得した様子。それで二人の意見としては結論となったようです。
その後今度は目の前に見える33番ゲートのB777-300の機体に書かれている、ANAのブランドロゴ「Inspiration of Japan」に興味が沸いたらしく「"インなんちゃらジャパン"ってどう言う意味」と上司が質問します。で聞かれた若い方の男性氏は振り返って窓の外の機体に書かれている"Inspiration"を手持ちの電子辞書に入れて「インスピレーションって言うらしいですよ。思いつきとか閃きとか激励なんて言う意味もあるみたいですね」と回答。「日本の思いつきって変じゃない」「じゃ日本の閃きという意味じゃ無いですか」「それも変だなぁ」「あぁ、奮い立たせるとか激励っていう意味もあるみたいですよ」「ふーん、日本からの激励っていう意味?」と話は発散して行くみたい。このブランド発表時のANAの発表資料には「日本発のひらめき」と書かれていますね。今で言えば「日本的なおもてなし」とでも言えば良いのか、日本の心地よいサービスみたいな事を当時は考えていたんでしょうね。でも、肝心の日本人には英語の壁があってちゃんと伝わっていないみたいだけど(をぃ)。
私なんかは飛行機が好きだから、ウィングレットがなんで付いているのか、どうして使われるのかの知識はあるから特に不思議とは思わないけれど、知らない人から見ればやはり特徴的な部分だから不思議に感じるんでしょうね。また、多少は英語も話せるから「Inspiration of Japan」くらいは直ぐに想像出来るけれど、でも日本のキャリアーで国内線で使う機材なんだから、日本語の訳と言うかコーポレートスローガンの日本語版位は用意して並べてペイントしても良いんじゃ無いだろうか。ポケモンとかキャラクターの画なんかを書くよりは重要じゃ無いかと感じた、お昼前の空港レストランでした。
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