2015年1月7日

ThinkPad Tablet 8 (22) - 回転利用を考慮して

前回はいつだったか忘れてしまうくらいの久しぶりのTabletネタ(苦笑)。この一月、年末年始で移動することも減ってきたことも有り、実はTabletの利用頻度は低めでした。実は、尾籠な話で恐縮ですが、トイレに入って居る間に新聞社のサイトやメールチェックするために利用するのが、最近では一番多かったりします。昔だと、雑誌とか新聞とかを持ち込んだわけですが、その代わりみたいな感じ。正直、ついつい長居したりして(笑)。で、時々YouTubeなんかも再生するんですが、この時に困るのが「音」。音量とか音質とか以前に、スピーカーの位置が悪いんです。

今使っているThinkPad Tablet 8の場合、縦長の位置に持つと、そこの部分左右にスピーカーがついています。この状態では、右側の上の部分に電源ボタン(スリープボタン)やボリュームボタンが来るので、多分この位置がThinkPad Tablet 8の通常利用を想定した位置だと思うんですよね。で、この位置で利用するのは問題無い。唯一困るのが、このTablet 8の画面は縦長なので、この状態でWebサイトを閲覧すると、横が切れてしまう。最初は「あぁ、縦長だからなぁ」と思っていたんですが、そのうちに気がつきました。Tablet 8の解像度は1200×1920。自宅デスクトップで使用している20インチのディスプレーは1600×1200。横の解像度は1200と1600と400dotsの差はありますが、その差分を考慮してもデスクトップ機ではちゃんと全画面表示されるサイトが、何故かTablet 8では横が切れてしまう。なんか変です。試しに、Tablet 8上で画面をキャプチャーして比較してみたら、900ちょっとしか無い。ここで気がつきました。「画面の物理サイズが小さいのに高解像度だから、dpiを上げている?」。で、確認して見たら、やっぱりデフォルトが変更されていて、通常の100%(1:1)にしてみたら、確かに高解像度で表示されました。でも、凄くちっちゃい(涙)。

閑話休題。で、小さくなりすぎるのも老眼に悪いので元に戻すんですが、結局1200×1920の解像度が960×1536位になるので、縦長では切れてしまうので横長で最近は見ています。で問題は、横長に持つとスピーカーが右側か左側に寄ってしまうので、ステレオ効果は無くなるし、音像位置は定まらないし、凄く違和感のある状態で音が聞こえてくる。Tabletデバイスなんて、縦位置横位置クルクル回しながら使うことも多いはずで、その位置によって音の出方が違うというのは、物理的には理解出来ますが、ユーザー的には納得できない。四隅にスピーカーを付けて動的に切り替えてくれるとか、パスレフみたいな構造を裏に作って、音が回りから流れるようにするとか、これ改善が必要なんじゃ無いかと感じた次第です。例えば、イヤホンが接続出来れば、それはそれで問題解決になりますが、このTablet 8君はそれも無い。Bluetoothを使うと言う方法もあるけれど、それでも単体でそれなりの品質で提供して欲しいんですよね。

さらに言うと、やっぱり物理サイズと解像度はバランスがあると思います。元々の解像度を生かせずに低解像度で使うと言うのは、何か本末転倒のような気がする。大人の事情はあるんだろうけど、闇雲に高解像度を追求するのではなく、このサイズならこれくらいの解像度と言うこだわりはあっても良いのでは。それって、最近のスマホにも言えることなんだと思います。

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