2015年1月8日

国旗が嫌なら

国旗に関しても、色々な主義主張があっても良いと思うけれど、現在の国旗が「戦前の皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱」と思うのであれば、オリンピックとか国体とか大きなスポーツ祭典での掲揚にも反対すべきだし、その他少なくとも公共的行事での使用に関して、同様に反対すべきだけれど、そう言う話は聞きませんよね。で、こういう人達は「反対」とは言うけれど、じゃぁどういう旗ならいいのか、どう言う形にすれば良いのかと言う事は言わない。単に気にくわないからダメだ嫌だと言うなら、子供の駄々と同じだと思うんだけど。まぁ、その際足るものが隣国の言いがかりに近いものですけどね。

グループ、集団、組織の連帯醸造のために何らかのシンボルを作るというのは効果的な方法の一つだと思うし、その最たるものが「国旗」であるとは思います。そのシンボルに対して反対、批判が有るなら、それを主張するのは自由だし、納得できる理由があるなら賛意も広がるでしょう。ただ、今回の理由は理由にならないと私でも感じるのは、「日の丸」の制定が記事にも書かれているように明治時代の黒船襲来に対しての日本のシンボルと言う事から生まれたものであると思うから。菊のご紋をして「皇国思想」というならまだしも、日の丸をそれに当てはめるのはかなり無理があるのでは。

でも、こういう人がひとたび代案として新しいデザインとか出してくると、意味不明なハートマークとか、いかにも平和そうな色合いのハトのマークとか、そんなものを提案してくるんだろうなぁ。個人的には、デザインとして最もシンプルで分かりやすいという意味で、日の丸という意匠は悪くないと言うか、結構いいと思うんだけど。それにどう言う意味づけ、動機付けをするかは、結局その旗の下に生活する人の問題だと思うんですけどね。旗を変えたから、その下の人が変わるわけじゃ無い。それを勘違いしている気がする。

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