2015年1月5日

水素ビジネス

読売新聞の記事から、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの選手村を「水素タウン」にするという話。丁度昨晩放送さたれTBS系列の「夢の扉+」でもこの話題を取り上げていて、九州大学ではキャンパス単位で実証実兼をやっているんですね。自分などは昔の理科実験から、水素爆発が先ず頭に思い浮かぶ「危ない気体」というイメージがどうしても強いのですが、最近の技術ではより安全に扱えるんでしょうね。

水素を生成するためには、一番手軽なのは「電気分解」で、水を電気分解して水素と酸素に分離することで簡単に手に入ります。少し前に個人的に思ったのは、今流行の太陽光発電システムと組み合わせて、湖とか沼地に太陽電池パネルを設置して、自動的に毎日水素を生成するシステムをつくったらどうだろうかということ。電気の欠点はためておくことが難しいことですが、それを水素にして蓄積しておいて、それを使うことでエネルギーの蓄積と利用が可能になります。勿論効率的には決して高くは無いとは思うけれど、太陽光と言う無料のエネルギーを使って自動的に水素生成出来れば、一度作っておけば後はメンテナンスだけで利用出来る分、ランニングコストは安くなりそうだけど。

もう一つ気がついたのが、水素を用いた燃料電池車の場合、水素を燃やして見ずになるので、そのまま地面に流しても構わないわけで、それって元々空気中にあったものを戻すだけ。つまり、自然界の中でエネルギーが循環していると思えば、これほど環境に優しいエネルギーは無いように思います。確か原子力潜水艦などでは、電気は豊富にあるので海水を電気分解して、酸素と真水を得ているのでは無かっただろうか。あのような循環システムを太陽光発電と組み合わせて循環型のシステムが出来れば、そっちの方が今の太陽光発電を無理矢理既存の電力配電システムに入れるよりも無理が無い気がします。

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