2015年1月4日

ワークロード変化

「朝生」で竹中平蔵氏がこんな事を言っていたという記事。番組は見ていないので意図は分からないけれど、これからの社会を考えると、特定の会社や組織に属さずに自分のスキルや労働力を切り売りする、分割して提供することで効率よくビジネスするスタイルは生まれてくるかもしれませんね。今でも、契約社員になるのかな、複数の会社や組織と契約して、成果物をちゃんと提供すれば平行して色々な仕事をしてもいいはずですが、そう言う形態が今後主流になるかも。但し、かなりのスキルが無いと無理ですけどね。それに、今はそう言う形態でも数ヶ月単位の契約になりますが、それが週間単位とか日数単位、さらには時間単位の契約なんていう事も生まれてくるかも。

さらに突き詰めると、例えば定年退職後の仕事で、別にお金はいらないけれどボランティアで何か社会に還元したいという人も多いはずで、そう言う人達が無報酬で何か提供し始めたら、既存の企業なんかはかなり痛手になるかも。時分割的にリソースを活用出来る可能性もあるけれど、もしかしたらスタートレックの世界みたいにお金か無い世界が生まれるかも。あるいは、定年退職後にそう言うボランティア的な労働力提供をしていると、税金とか保険とかが減額されるみたいなことを出来るようになると、さらに加速するかも。

結局「正社員」というのは、必要でも不要でもそのリソースを自ら抱えてコストを払うという事ですから、起業にとっても負担になるわけですよね。だから100%正社員にする余裕が無くなった時代では、どんどん外注できるところは外注するし、非正規社員に分担できることは分担してもらう。問題なのは、本来正社員が責任もって仕事しなきゃいけないところも、コスト重視でどんどん外に出してしまうこと。労働力に関しての議論では、どうしてもコスト重視の話しになって、確かにそれは重要な事だけど、それだけでは無いこともちゃんと認識して判断しないと、結局本体に残るのは昔の残骸だけで必要な記述もスキルも全部外に出てしまい、だから契約が終わるとその会社のメリットも全て消えてしまうなんて言うことが今は生まれるんですよね。だから逆に大変な時代になっていると言うことも認識しないと。

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