2014年9月24日

クレームの本質

アジア大会のバトミントンの試合で、本来室内の無風状態で試合をするはずが日本チームに不利なような風が吹いたという話。JOCは抗議文書を送ったようですが、「それも含めてのアウェー、今後の糧に」なんていうコメントがちょっと理解できない。

実際にその風が意図的に捜査されて日本に不利(=韓国に有利)な状態であったかどうかは、私には検証出来ないけれど、根本的な問題は「無風状態で試合が開催されるべき場所に風が吹いていた」ということですよね。言い換えれば、「競泳のプールに水流があった」とか「陸上のトラックが下り坂になっていた」とか「野球のボールが飛ぶボールになっていた」とか、そんな話と同じ事じゃ無いのだろうか。だから、風が操作された云々以前に、風が発生したことを抗議しないと。完全に密閉した試合会場と言えども、室内の換気はしないといけないし、場合によっては空調だって考えないといけない。だから、どんなに「無風」が試合条件であっても、何か空気の流れは必ず発生はするでしょう。でも、それが試合に影響すると感じる位、さらには日本だけでなく他にも抗議した国があったとしたら、やはり通常の試合では許されない試合条件であったと言っては良いのでは。となれば、そう言う必要な試合環境が提供されていなかったことに文句を言わないと。

例えば陸上競技の短距離とかだと、追い風参考があって、2m/秒を超えると記録は全て非公認々なります。だから、レースの間ずっと吹き流しとか風向計がゴール近くのフィールド内で計測されていたりするわけです。バトミントンにしても、試合コートの直ぐ横で何か風向計とか風車を回せば良いのに。

地元チームや母国チームに有利になるように取りはからう、所謂「アウェーの洗礼」という事と、今回のようなその競技のルールとか今回に関わる話は全く別の事柄だと思う。そう言うルール違反状態であっても試合するような無意味なことは、そのスポーツをすること、あるいはそう言う競技をする意味すら否定するものだと思う。

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