2014年9月5日

私的カメラ事情

色々諸般の事情があって、もう14年程とあるスポーツチームの専属カメラマンみたいな事をやっています。元々写真に興味が有ったわけでは無く、カメラだって特に持っていたわけでは無いけれど、たまたま仕事で使っていたデジカメがあったのと、某OBから強く依頼されて試合の写真などを撮るようになり、そこからズルズルと今日まで写真撮影をしているわけですが... 正直なところ、真面目に写真を撮るのはチームの試合やイベントの時だけなので、年間撮影する試合数なんて10試合あるかどうか。それでも、出来るだけ良い瞬間を少しでも撮影してあげたいという気持ちがあるので、なんだかんだでデジタル一眼レフを何台か買い換えたり、レンズもそれなりの物を購入したりしています。

本当は、もともとは2~3年で良いからと言う話だったんですが、この手の話でそう言う約束が守られる事は無いわけで、3年が4年に、4年が5年になって、結局14年になってしまいました。まぁ、色々な理由はあるのですが、その理由の一つが、この小座野さんのコラムで取り上げられている、USのカメラマン、タック牧田氏。写真を撮り始めて2-3年目くらいだったか、使っているカメラも対したものじゃ無かったから、当然写真のレベルもしれた物だったんですが、それでも良いプレーをした瞬間を撮影したい気持ちは自然に沸いてくるわけです。で、当時の雑誌なんかを見ていて、「あぁ、こんな写真も撮れるんだ」とNFLの試合の写真を見て感動したのが、このタック牧田氏の写真でした。

当然向こうはプロだし、年間何試合も撮影しているわけだし、第一使っている機材(カメラ、レンズ)だって、桁違いの製品を使っているわけですから、全く叶わないのは当然ですけど、何故か少しでもこの領域に近づきたいという気持ちが沸いてきたんですよね。で、タイミング良く発売されたのがEOS 10Dでした。それまで、デジタル一眼レフカメラはあったけれど、何れもプロ用の高級機で、確か50万円以上する物ばかり。安いモデルでも30万円以上していた時代に、このEOS 10Dは20万円を切って登場したから、凄く安く感じるわけです(笑)。ここから、キヤノンのカメラ・レンズ地獄が始まったわけです。そこからが大変。デジイチですから、それまでのコンデジと違って、設定することや覚えることは沢山あって、最初はまともな写真が撮れない状況でした。それでも、2年くらい弄っていて何とか見せられるレベルの写真が撮れるようになると、EOS 20Dが出てきたので購入、40Dが出てきたので購入、7Dが出てきたので購入と本体は4台目。レンズも望遠が欲しくなるので、EF100-400mm買ったら、東京ドームでは暗くて泣いたので、Sigmaの120-300 F2.8買ったり。

で、今回ちょっと驚いたのは、タック牧田氏はNikonのD4とD700に、200-400mmと70-200mmに×1.4のテレコンを付けていると言う事。多分テレコンを付けているのは200-400mmの方で、こっちをD4に付けているんだと思うんですが、正直プロカメラマンならF2.8通しの500とか600とか使っていると思ったのでちょっとビックリ。で、D4だとISOが20万とかまで拡張されるので、それなら×1.4のテレコンを付けて、F8になっても1/1000はOKだろうなぁ。

実は、EOS 7Dを購入して、これはこれで良いカメラなんですが、もう少しISO感度アップと連写機能を何とかしたい。もう何年もEOS 7D MarkII(笑)を待っているけれど、未だに出る出ると言われて出てこない幽霊状態。APS-Cで×1.6倍になるのが、自分のようなアマチュアカメラマンにはありがたいからなんですが、今回のコラムを読んで、F8とかまで落ちてもISOが20万とかまで上がれば、それはそれでも良いよなと思い直しつつあります。今更ニコンへ移行するほどお金は無いので、買い換えるとしたらEOSの1Dxなわけですが、D4sと比べると見劣りするんですよねぇ... やっぱり、ニコンへ浮気しようかと思っちゃう。もう少し様子は観るつもりなんだけど。いずれにしても、カメラ磨くより腕磨かないとね。

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