ちょっとショックなニュース。ヴァージンアトランティックが、成田-ロンドン線から来年の1月31日を持って撤退するというニュース。これまで利用したことは無いけれど、我々の世代だと憧れの航空会社の一つ。日本線に参入した時、ヴァージンが掲げていたのが「ビジネスクラスの料金でファーストクラスのサービス」。当時は衝撃的な、フルフラットに近いシートや食事の内容、サービス等、確かに他社のファーストクラスレベルのサービスを提供していて、当時出張するならヴァージンでという流行があって、だから中々取れない便でもありました。確か、当時の大手国際線は3クラスが普通だったのに、初めて2クラスを導入したのもここじゃ無かったっけ。
当時は画期的で斬新な航空会社で、派手な会社でもあったから非常に人気のある航空会社でしたが、ビジネス環境が厳しくなるにつれて、ビジネスクラスでも高めの設定とか、他社も2クラスに移行してビジネスクラスにてこ入れしたりして、以前ほどの付加価値を感じられなくなってきたのも確か。中東のエミレーツ、カタール、エティハドが昔のヴァージンみたいな存在になってきている現在、差別化という意味では時間が経過しすぎた印象は否めませんね。
運送業と言う意味では、安全定時運行が大前提でもあるし最大の要件であるけれど、列車がまさにそうであるように、観光需要も大きいわけで、そのどちらにも特化できなかったのが今回の撤退理由なんでしょうね。私は色々な理由からUAに集約していますけれど、サービスとかの内容は決して良いとは言えない。でも、自分の移動範囲(主にアメリカ)で使う分には、最大手の一つなのでそれなりに利便性も高いし上級会員なので優遇されるところもあるし、TPOに応じて考えれば一番使い勝手が良いと思っています。勿論、超高級な中東エアラインにも話の種に乗ってみたいとは思うけれど、フライト時間が長くて14~5時間前後。半分以上は寝ているだろうし、その中で食べるかの昔か無いわけだから、実質的には2~3時間位しかサービスは楽しめないわけで、余り意味があるのかなと言う疑問も。例えば、その超高級な座席やプライベートブースがホテル代わりになって、機内で1泊2日の旅行が出来るとかならまた別ですけど。
それでも、やっぱり「あのヴァージンが」という印象が強く感じられるニュースです。
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