AKB48の派生チーム、SHN48の総選挙が、中国の若者に「選挙権」の意味を教えるという記事。なかなか面白い視点だなとちょっと感心。確かに、先日のAKB48総選挙では、決戦前にそれなりの差で一位だったのに、逆に二位の候補がそれ以上の差で逆転し驚かれたけれど、その原動力が中国からの得票と言われていましたよね。殆ど「選挙権」なるものが存在しない中国社会で、自由に投票でき(でも、CDを買った分だけ投票券も貰えるというのは何だかな...)、さらにその結果がダイレクトに自分に返ってくるというのは、中国では無い経験でしょうね。
ただ、仮に自由に投票できるシステムが導入されたとしても、裏では政府共産党の意思が働いて、意図的な大量誘導が行われるんだろうなぁ。あくまでSHN48と言う限られた範囲で、しかもそのファンという限定されたグループでの行動だから、投票の持つ意味もそのまま反映されるんだろうけど。
日本の文化、特にアニメ作品が中国でも韓国でも日本理解の有力的な方法になっていますが、特にいろいろと制限が多い中国では、こういう「投票行動」とかが新鮮に感じられてこれまでに無い意欲も生み出すのかも。中国なりの社会システムがあっても、勿論良いわけだし無理に西洋風のシステムに移行させる事も出来ないわけですが、それでもどこかに共通項としての接点が無いとお互いに交流も出来ない訳で、そういう意味でもう少し彼らの世界なり生活が、こちらでも身近に感じる物に変化して欲しいと思いますね。それが彼らにっても、より良い生活実現に繋がるはずだから。
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