2014年6月26日

エアアジア楽天

ANAとのLCC会社、旧エアアジアジャパンを解消し、再び日本でのLCC参入を計画しているエアアジアが、今度は楽天と組んで日本でのLCC展開をするという記事。現エアアジアジャパン設立の時にも、提供コスト削減のためにEC関係に強い会社と組みたいみたいな事を、エアアジアCEOが発言して、「楽天?」みたいな話が出ましたが、何となくその予想があたったような。楽天も、楽天トラベルとか持っていたから、HISがスカイマークを作ったり、タイにチャーチー会社(Air Atlantic)を作ってビジネスを広げたように、楽天もそう言う方向性を目指すんだろうか。

エアアジアジャパンは、セントレアを中心に展開する予定との事ですが、楽天が絡むとなると、神戸空港とか仙台空港とかにも就航するのだろうか。楽天関係のチームが居る拠点だけど、インバウンド・アウトバウンド共にちょっと使い勝手が悪そう。でも、仙台-神戸という路線は、新幹線利用では一寸時間が掛かるし、どちらの空港も比較的市街地に近い場所にあるから、上手く使えば良い観光路線として使えるかも。そう言えば、仙台牛に神戸牛と牛繋がりもあるし(マテ)。もともとLCCの場合は、これまでのHub & Spoke方式ではなく、Point-to-Point方式でニーズのある路線を細かく繋いでいく事でビジネスモデルを作ってきたもの。国内の魅力ある地域結合を作るというのが、LCC活性の一つの方法だと思うんだけど。ただ、アメリカと違って狭い日本の国土ですし、皿に新幹線という高速鉄道網が縦貫しているだけに、どうやって魅力的で利用頻度の高い路線を見つけることが出来るか難しいですよね。結局は、羽田を起点とした路線開設するしかなくなってしまい、本来のLCCとしての魅力ある路線開設が出来ないままに終わってしまうわけだし。

7月には発表されるだろうエアアジアジャパンの会社組織の詳細とともに、既存の国内LCC各社とどのような競争を進めていくのか、ちょっと楽しみ。国内LCCだけじゃ無くて、春秋航空ジャパンとか、コスト的にはさらに追い込める韓国、中国のLCC各社との競争もありますしね。

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