2014年6月26日

Google I/O 2014

Google I/O 2014の内容記事。事前に噂されていたことが多くて、あまり驚くような内容は無いのだけれど、こうやってみるとApple、Microsoft、Googleと、それぞれのビジネスモデルが特徴あって面白いですよね。

AppleはMac OSとは異なるiOSを使って、iPad/iPhoneというMacとは異なる世界観を作り成功。MicrosoftはPCで成功したWindowsをTablet/Smart Phoneの世界にも持ち込もうとして苦戦中。GoogleはAndroidというTablet/Smart Phone系の世界観を、さらにChromebookというようなクラムシェルPCに拡張しようとして着々と準備中と、三者三様の進め方。ボリューム的にはMicrosoftがまだまだ多数派なんだろうけど、ビジネスとしてはAppleを筆頭にGoogleが追い上げる形? Android端末はiOS端末を凌駕しつつあるから、成功と言って良いんだろうけど。日本では、iPhoneが主流なので、その当たり日本と日本以外の地域との温度差って、国内に居るとよく分かりません。

Appleの場合、iPhone/iPadで何でもやろうという雰囲気が伺えるんですが、Googleの場合は「Android」という共通世界観の元に、その世界の派生デバイスみたいな形で、色々な物を出してくるのが面白いですよね。Appleのように、統一感というか整然さを求めるのでは無く、混沌とは言わないけれど何でもありみたいな、よく言えば多様性、悪く言えば乱雑みたいな(笑)。それに対してMicrosoftは「Windows以外はOSにあらず」みたいな主張を、Surface Pro3でも感じるし。ちょっと違うんじゃないかなぁ。

Googleと言うと、まずは検索機能であり、次に(自分の場合は)Gmailを筆頭にしたネットアプリが第一なんですが、結局今の状況ではそれらのGoogleのサービスにアクセスするには、Google以外のデバイスや端末経由で利用するしか無いんですよね。これら今はGoogleの表のサービスが、もしかしたら近い将来にはGoogleデバイスの「内部機能」になり、Googleデバイスに質問すると答える(検索)、Googleデバイスが音声、映像、テキスト、全てのコミュニケーション機能を統合してサービスする(Gmail)みたいな形で、ユーザーの目にはGoogleデバイスが万能機能デバイスとして将来的には認識されるかもしれない。それって、YouTubeにしてもGoogleデバイスのコンテンツ機能になるだろうし、考えてみるとちょっと面白そう。

携帯電話が登場して、初めて「情報端末を持ち歩く」という行動が生まれて日常化したわけですが、今度はウェアラブル端末の登場により「情報端末を身につける」という行動形式が日常化していくわけですよね。個人的には、今の腕時計型端末って使いづらそうだし、実際に普及するとは思えないけれど、体に装着して使う端末デザインと言う意味では、やはり腕に何らかの形で接着させて日常利用するというのが自然かなとは思います。具体的に、そのデザインはこう、と言える力は無いけれど、腕時計って文字盤を見るのは瞬間な訳で、ある程度の時間注目しないと行けない情報端末のデザインとしては、ちょっと不向きじゃないかと。例えば書籍を広げて読むような動作を含む端末操作の方が自然かなと思うわけです。ただ難しいのは、今のスマホやタブレットとは違った形式で同様にスキームが出来ないといけないところですよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿