2014年6月19日

フリーフォームディスプレー

SHARPが発表した、自由な形に形成可能な「フリーフォームディスプレー」。これまでの液晶ディスプレーでは、格子状に並んだ発光体駆動回路が周辺部分に額縁上に配置されていたので、矩形デザインがほとんどでしたが、このSHARPの技術ではその駆動回路を発行部分と一体化することで、周辺部分を省くことが出来、従ってデザインも自由に出来るようになった、と言う物。言ってみれば、発光体一つ一つが独立して機能するようになったので、それらを集めて自由に配置できるようになった、と思えば良いのか。

サンプルでは自動車のダッシュボードのサンプルが出ていますが、これなんか一番最初に実用化されそうな印象ですね。矩形のパネルでも外側にマスクをすれば、こういう円形を組み合わせたようなデザインは出来ますが、マスクでかくされた部分派余分な部分になって死んでしまうから。一寸疑問なのは、この画面デザインをするツールってどうなるんだろうか。矩形だと解像度とアスペクト比さえ分かれば良いけれど、こういう自由な形状の画面となると、ここは円形とかここは斜めとか、対象画面を設定するのが大変そう。

コストや表示密度がどの程度まで高いのか分からないけれど、組込機器の画面利用が先ずは主流になりそうですね。ダッシュボード用に既に自動車メーカーと開発を進めているようですけど、タブレットなんかの携帯デバイスでも応用出来そう。矩形に拘らなくて良いのならば、卵形とか楕円型とか、それによって携帯性が良くなったり、操作性が向上したりとか。ここからさらに三次元的に曲げたりおったり出来るようになったら凄いですよね。展開図みたいなデザインのパネルを作り、それを折りたたむと箱形ディスプレーになったりとか。色々あったSHARPが、少し元気になってきたような気がする。

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