2014年5月22日

フットボールの普及

47Newsサイトのフットボール関係コラムでの、カメラマン小座野氏の記事。春の試合で、新興チームと上位チームで大差の試合が続き、その為ファンからはより接戦となる上位チーム同士でのリーグ戦を望む声があるなか、あえてそのスポーツの規模の維持・拡大を訴える内容。そのスポーツの競技人口を減らさないためにも、受け皿となるチーム数の維持は必要だし、また企業・有志からのサポートを得るためにも、日本のトップリーグ・トップクラスの中で活動しているという「箔」も必要だから。

小座野氏はこの中では副次的な理由に上げられているけれど、新興チームがまだまだ未熟な戦力と技術で戦いながら、リクルーティングやシステムを作り上げていくことは大切だと思うんですよね。勿論、全てのチームが成長できるわけでは無く、そこから挫折して落ちていくチームも多いわけで、そこには厳しい競争が存在します。ただ、そう言う競争に勝ち残り、さらに勝ち上がらないと上には行けないことも事実で、それは産みの苦しみとして乗り越えていくのは、そのチームの義務だと思います。

方や、コラムにも書かれているように、競技人口数というのは重要な「力」なわけで、その為には子供から大人まで、その競技に親しみを持って貰うことが重要。また、特に小学生くらいの子供達に、フットボールに馴染んで貰って、高校から大学時代にフルスタイルのフットボールチームへ入部する糸口を作っていくことはさらに大切なことで、川崎市が「アメフトの聖地」という取組をして貰っていることはとっても重要。最近では、フラッグフットが学校教育の中に取り入れられたりしていますが、野球とかサッカーとか、あるいはバレーとかバスケットなんかを見ると、もっと手軽にそれらの競技のエッセンスに触れられる機会があることが重要だと感じます。例えば野球ならキャッチポール、サッカーならリフティングとかボールの受け渡し、バレーならボール回しとかだろうし、バスケットなら3-on-3のようなもの。昔から思っているのは、フットボールの練習でQB-WRがやるスケルトンを、バスケットの3-on-3みたいな感じの遊びにできないかということ。QBはフリーのパサーにして、DB vs WRの2-2位の対戦をするようなゲーム。要するにパスを奪い合うな感じですよね。タックルは無し。DBはリフレクトするかインターセプトするのみ。WRは勿論キャッチしないと駄目。

さらにいうと、やはり実力伯仲の試合を春の時期であっても沢山みたいという欲求もあります。今開催されているパールボウルは、予選ブロックリーグで2試合、その後ブロックの同順位同士の対戦が1試合有り、トーナメント進出チーム2チームはさらに決勝戦を戦います。最大で4試合、それ以外は3試合開催されますが、これをどのチームも4試合、できれば5試合位春も開催してくれないだろうか。チームの育成計画とかあるから、春はじっくりと基礎練習に臨みたいと言うところもあるでしょう。以前は、複数のチームで共同でグランドを借りて、複数の試合を開催したりしたことがあったと思うんですが、公式戦で無くても練習試合でもいいから公開して、少しでもファンへの露出度を増やせないだろうか。さらに理想をいえば、そう言う試合であっても何らかのストリーミングサービスはするようにして、ライブは無理でも後から視聴できるようにできると、二次、三次的なファンの拡大に繋がると思うんだけど。勿論、直ぐに何倍何十倍の拡大なんて無理です。それこそ、今日は二人、明日は三人、みたいな少しずつの積み重ねを地道にやるしか無いわけで、そう言う努力も今で着ていないことが最大の問題点でしょうね。

自分に何ができるか、偉そうなことは言えないけれど、少しでも興味を持って貰えるような事を今年も少しずつだけどしていかないといけませんね。


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