2014年5月27日

そんなに差は無い

昨晩、先月開催された川崎富士見球技場こけら落としの試合、German-Japan BowlIIの様子が放送されていました。最終的に点差は38-0と日本の圧勝で終わったんですが、前半は14-0とまぁまぁの内容。3Qは一進一退というか、どちらも攻め手に欠けて得点はAll JapanのFGでの3点のみ。で、4Qに入り、体力が落ちてきたのか、日本のインターセプトやターンオーバーを切っ掛けに3TDを日本が奪い21得点と、ここで半数以上の得点が入り、最終結果38-0という内容でした。

正直、ドイツチームは準備不足の印象も強く、特にプレーコールの連携の不味さとか、QBとRB/WRがちょっとちぐはぐな感じだったけれど、それが無ければ結構強い印象でしたね。日本のディフェンスも、タックルミスはあったし、正直38-0の試合というよりは、3Qまでの17-0という点差の方が実力差を正しく表していると思った内容でした。日本のフットボールの神髄である、相手のサイズとパワーに打ち勝つ、スピードと確実さが物足りなかった印象。

勿論、若手中心とは言え日本のトッププレーヤーを集めたチームだけに、随所に好プレーはあったんですが、ヨーロッパのチームには通用しても、アメリカ、カナダ、後は場合によってはメキシコあたりと中ると厳しいかなという印象でした。勿論、来年のワールドカップ出場時には、ここに計家豊富なベテラン選手や、今回招集されなかったけれど実力のある選手も加わり、さらにチーム力もアップするとは思うけれど、この試合結果だけで判断するのは不安だなと見終わってからの印象でした。参加した選手、コーチは勿論、それを支えるそれぞれのチームの努力は称えられるべきだとは思うけれど、もう一寸緊張感があった方が良かったかなと言う感じですね。一年後までには、そのレベルまで研ぎ澄まされることを祈って。

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