3Dプリンターで銃を製作した大学職員が逮捕されましたけど、悩ましい問題ですよね。これで3Dプリンターの使用自体が禁止されてしまうと、創造的な活動も閉じられてしまうわけだし、かといって性能が上がってきた3Dプリンターを野放しにすると、拳銃だけで無くその他の危険物や武器の製作も試みる人間が登場するだろうし。
カラープリンターの性能が上がってきて、紙幣を簡単にコピー出来るようになったとき、プリンター側に紙幣などの認識機能を入れて、複製できないような仕組みが入りましたが、3Dプリンターの場合パーツごとに製作して組み立てるから、その小さな部品が最終的に何になるのかは判断出来ないのが厳しいですよね。
結局は、それを使う人の心に鍵をかけるしか無いんだけど、それが一番難しい。しかも、今回の様な武器とか作ってしまうとそれで命を落とすこともあるかもしれないわけで、そうなると取り返しのつかないことですからね。ふと思ったのが、スタートレックのレプリケーターではどうしていたのだろうか。あれはあれで、紙幣のカラーコピーと同じで、丸ごと複製するものだから、リミットを掛けることも可能なんだろうけど、パーツ単位で複製させて組み立てるとなるとスクリーニングは厳しいでしょうか。
新しい技術が登場すると、それに応じて新しい問題や課題が生まれてくるのは仕方ないことで、それを解決していかないと、便利で安全な社会も生まれないのも事実。今回の逮捕劇が、やけに後方っぽく見えるのは、もしかしたらそう言う意図もあるのかもと思ってしまいます。そうやって恣意的に利用されることは好みでは無いけれど、それも一つの方法・対策であることは事実ですよね。とは言っても、3Dプリンターが登場して、こういうことになるのは分かっていたわけで、ちょっと対応が後手に回っているかなという気もします。
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