2014年4月26日

なまこ汁

なまこの煮汁に水虫に効く成分が入っていた、という記事。素朴な疑問として、最初になまこ汁に足を入れて水虫が治ったと思った漁師さんは、一体どう言う理由でなまこ汁に足を入れてみたんだろうか(笑)。同じような話として、お酒を造る杜氏さんの手が艶やかなことから、酒麹に美肌成分があるんじゃ無いかと言うところから開発されたSK-IIの化粧品とかもあるけれど、あれは麹菌を蒸し米に回す作業で触れるからまだ分かるんですよね。なまこの煮汁なんて、普通はそのまま捨てると思うけれど、なんで足を入れてみようと思ったのか、その理由を是非聞いてみたい(笑)。

この手の自然界の秘められた力を利用して人間に役立つような薬やサプリメントって最近沢山出ています。でも、よくよく考えたら、一寸間違えたらそれって自然界の毒にもなるわけですよね。記事の中では、乾燥なまこの内蔵には抗酸化作用のあるカロテノイドが含まれてもいると書かれているけれど、フグの内臓には猛毒があるわけだし。だから、役立つ要素なのか毒物となる要素なのか、結構紙一重の存在なんじゃないだろうか。

「乾燥なまこ」って、高級食材の一つで、日本産が世界的にも一級品ですから、その製造過程で得られるこれまでは廃棄していた部分から、さらに付加価値が得られる商品が生まれるというのは素晴らしいですよね。個人的には、なまこを薄くスライスしたものを三杯酢で和えたヤツが、お酒の肴として結構好きなんだけど、あれを食べたからと言って水虫が直るわけでは無いですしね。でも、内蔵に含まれる抗酸化作用の成分が直接体内で摂取されて若返るとか言うことは無いだろうか。無いだろうなぁ(笑)。でも、今度なまこを食べるときは、少しありがたがってから頂くことにします。

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