全米科学アカデミーで発表された、北半球における異常な巨大嵐、大量降雨、大寒波などの気候変動の原因が、中国で深刻化しているPM2.5による大気汚染だという話。なんでPM2.5が、と不思議なんですが、微量粒子が巨大な雲を形成させ、それが大雨とか異常気象の引き金になるという理屈らしい。
ちょっと疑問に感じるのは、例えば「大気汚染」と言うことであれば、1960年代から1980年代位まで、日公害問題が大きくなったし、それと前後して欧米でも工業化による大気汚染は問題視されていたわけで、その時と比較して今回の規模や内容が厳しいということなんだろうか。ただ、大規模な火山噴火が発生して、微細な火山灰によるエアロゾルが大気圏に放出されると、日照度も下がり寒冷化が生まれて、異常気象が発生するという話を昔から言われていたものなので、それと同じ事が今は中国のPM2.5で発生していると言うことなんでしょうね。
世界的には、中国に対して改善を要求しなきゃいけないんだけど、そんなことをおとなしく聞く国じゃ無いですからね。本当なら、軍備とか宇宙開発とかに投じている巨額の資金を、環境改善に使えと言うべき何だろうけど、まあ馬耳東風だろうなぁ。日本としては、風下に居ることも有り、異常気象以外にも大気汚染の影響はかなりありそうですよね。すぐには無理かもしれないけれど、何か技術革新でPM2.5を排除するようなものも考えないといけないかも。例えば、太陽光を集光してレーザー光線みたいなものにして、それで浮遊するPM2.5を日本に到達する前に消去するとか。地上からでなくても、太陽光レーザー用人工衛星を打ち上げて、日本の上空に静止させて、そこから太陽光レーザーをカーテンのように日本海上空に張り巡らして清掃するようなことも考えないと。
あるいは、タンカーくらいの大規模な船舶に大出力乃発電装置を搭載し、船から高出力レーザー光線を照射してPM2.5をたたき落とすとか。以前、宇宙空間に浮遊しているデブリを回収・処理する技術を日本で考えていると言う話が有りましたが、それ以上に空中のPM2.5処理っていうのも重要な技術だと思いますね。しかし、本当に他人に迷惑しかかけてこない国だよなぁ、あそこは。
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