2014年2月2日

春節始まる

先週金曜日から、中華圏での最大の行事「春節」がスタート。今週の金曜日まで一週間を挟んで、中国では大移動がスタートし、世界中に散らばっている華僑達の移動も始まるために、移動方向によっては全くチケットが取れない場合もあります。日中の対立は未だ解決していないけれど、中国から日本への観光客は回復してきているみたい。

春節と関係しているか不明ですが、最近自宅近くの巨大モールに行くと、中国語を話す家族連れとかグループに多く遭遇します。其れ以前にも、普通に流れる館内のアナウンスでも、日本語、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語等バラエティーに富んでいる場所ではあるんですが、中国とか韓国の人を見ることは殆どありません。場所柄、ブラジルとかからの日系人風の人達はよく見るんですが。それがここ最近は、すれ違った家族連れが中国語を話していたり、ちょつとモールの中を歩くだけで、何度も中国語の家族連れ、グループ、二人連れとすれ違います。この近くに観光するような場所は無いので、何でそんなに増えているのか不思議なんですが。春節以前からの減少なので、特に今回の春節休みとは関係無いかもしれないけれど、昨日もちょっと買い物にモールに出かけたら、8人位の3世代家族連れが、何か買い物の相談でもしているんでしょうか、一寸響くような大きな声で話しながら歩いている姿に遭遇しました。

個人的には、世界の色々な地域・場所の人が色々な地域・場所を訪問して、自分の知見や知識や経験を広げることは重要だと思うし、是非やって欲しいと思います。それで、良い気持ち・悪い気持ち、色々なことを得るだろうけれど、そう言う自分の目で見て耳で聞いたことを元に判断するのなら仕方ないですからね。それを、そう言うことをせずに、単に言われるままに鵜呑みにして判断することだけは止めて欲しい。

日本の現状について、100%素晴らしいなんて思っていないし、色々問題があることは確か。ただ、世界の色々な国を見回してみて、これほど居心地の良い場所って無いんじゃ無いかと思う。勿論、人それぞれ「気持ちよさ」の定義や内容は異なるから一概には言えないと思うけれど、昔に比べて治安が不安担ったとは言え、まだまだどこよりも安心して生活できるし、自由に好きな場所に行き来できるし、日常生活のサービスは充実しているし、大体食べ物がどこでどんなものを食べても美味しいし、それも安くても高くても自分で選択できるレベルが色々存在していることなど、上げれば切りが無いほど。じゃあ、何でそんな気持ちいい場所なのに観光客が少ないのかと言えば、最大の原因は「発信力」の少なさだと思う。

例えば日本からアメリカのレストランを検索する方法は幾らでもあるけれど、アメリカから日本のレストラン検索出来るお店って凄く限定されるんですよね。宿泊場所にしても同様。最近でこそ、日本国内から外に向けて発信するサイトが増えてきて、それが海外からの観光客誘致に結びつくケースも生まれていますが、まだまだ行き先として不安なんですよね。だから2020年のオリンピックに向けて、情報発信のシステム構築っていうのが一番重要だと思います。その中には、今摩擦が生まれている地域との情報戦も含まれていることは言うまでは無いけれど。相手はすでに10年、20年単位で先行して情報戦を展開しているわけで、もしかしたら日本は遅きに失しているのかもしれないけれど、それでもやらないよりはやる方がまし。諦めたら、それで終わりだけど、前を向いている限りは何か突破口も生まれるだろうし。

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