2014年2月2日

小説よりも奇なり

北九州市の沖合で発見された、内閣府の30歳代の男性職員。アメリカ留学中で、1月にソウルで開催される国際会議に出席するために渡航したことは確実観たいですが、その後の韓国からの出国記録も日本への入国記録も無いまま、ゴムボートと遺体だけが北九州市の沖合で発見されるというミステリー。しかも、着ていた服装はどうも韓国製の衣服らしく、ゴムボートも韓国製。韓国通過のウォンを所持していたと言うことから、どうも韓国に居たことは確かみたいだけど、じゃぁどうやってここまで来たのか不思議。この時期日本海は荒れ模様でしょうから、こんなボートで渡航するなんて無理。大体、北九州市の付近でゴムボートが転覆しているくらいですから。

最もありそうな想定は、もっと大きな船で近海まで来て、そこからゴムボートで日本に入ろうとしたのか、ということ。でも、その目的は何だろうか。海外のエージェントが不法入国するならまだしも、日本のそれなりに身分保障された人が、わざわざそんな方法で入国する目的もリスクも不明。あるいは、韓国から秘密裏に出国しようとしたのに、母船とのランデブーに失敗して、そのままある意味運良くゴムボート共に日本近海まで流れてきた? のかも。

あるいは、何かのトラブルに巻き込まれて、見せしめのためにわざわざ日本近海でゴムボートを放出して来たのだろうか。単に秘密裏に遺体処理をしたいだけなら、わざわざゴムボートなんかに乗せなくても、そのまま日本海のどこかで投機したら永遠に分からないですからね。ゴムボートに乗っていたというのが、何かの目的を感じさせるわけですが。

さらに疑問を生むのが、事件が発生して遺体が発見されたのが先月の20日で、すでに二週間近く経過してからの発表となったこと。身元確認に時間が掛かったのかもしれないけれど、やはり何か表には発表されていない秘密があるように感じてしまいます。「事実は小説よりも奇なり」を実感する不思議な事件です。

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