2014年1月18日

ノロウィルス沈静化?

昨晩仕事から帰ってきてテレビを付けると、丁度ニュースのチャンネルになっていて、浜松のノロウィルス騒ぎの原因が特定されたという保健所の会見を流していました。原因となったのは、給食で配布された食パンで、その食パンを製造していた工場からもノロウィルスが検出されたので特定したという話。会見の説明では、給食は学校毎に調理していたけれど、加熱処理しない果物や食パンを中心に調査していたと言うことを言っていて、ちょっと「なるほど、合理的な考え」と感心しました。

自分達も開発作業の途中で何かトラブルが発生すると原因究明をして解決策を探すわけですが、その時に闇雲に原因を調べても時間が掛かるだけで、中々本当の理由には行き着きません。限られた時間の中で確実に素早く原因特定するためには、想定される理由を絞って、原因が発生する条件を加速させて問題を再現するわけですが、こう言う能力を持っているかどうかがエンジニアとしての優劣と言っても良いくらい。経験知が一番大きいけれど、発生している事象から論理的に遡って原因理由を絞り込む知的な能力も必要。今回の場合は、ウィルスが原因なので非加熱処理している食品に目を付けるというのは、なるほどと感じます。

パン工場側も、勿論対策はしていたのでしょうけど、どう言う経路でノロウィルスが感染したのか、早急に特定して対策して欲しいですよね。パンも加熱処理するわけですから、それ以降の工程でウィルスが混入したとみるのが正解だと思うから、後工程を検証して原因を特定し改善して欲しいですよね。その規模の大きさで大騒ぎになった、浜松のノロウィルス騒動ですが、早く原因が特定されて対策されたて良かったです。

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