2013年10月30日

テレビのぼかし

TBSのマツコデラックスの番組が、2回目で休止になるという記事。タイトルが凄い、「マツコの日本ぼかし話」。そのままでは言えないような裏事情とか危ない話を、ぼかしの向こうで話をするという内容らしいけれど、それってテレビの意味があるのか?

プライバシー保護の為に、顔にモザイクを入れたり、音声を変えたりして、その本人を特定できないようにして話をして貰うわけだけど、昔から疑問だったのが、「ぼかし」と言いつつ知っている人間が見れば分かるように中途半端なものはまだしも、本当に画面全てがモザイクで、話している内容も字幕が出ないと分からないくらい変更してあるインタビュー記事って、意味があるのか? 本人が話をしているのか誰も分からないんだから、もしかしたら代役なり別の人間が喋っている可能性だってあるわけですよね。大体、それを放送しているテレビ局だって、「捏造」とか「誤表記」とか良くやっているわけだし。そう言う組織が、わざわざ本人が分からないようにぼかして放送するのって、一番信用できないな、といつも思っていたりします。それなら、テロップだけで良いじゃん、と。

本来なら、誰もが納得できる形で真実を放送すべきテレビ局が、「ぼかし」を売り物にした番組を作って放送するっていう考えの方が変な気がします。「いゃ、報道番組じゃ無くて、深夜のバラエティーなんだから」と言われそうな気もするけれど、それならその「ぼかし」も演出なんだろうな、とさらに邪推したりして(笑)。例えば、画面全部が「ぼかし」で、でもその背後では著名人が丁々発止、何でも言いたい放題の討論会を開催して、最後にぼかしを外したら全部物真似芸人だった、なんて言うのはどうでしょう。所詮「バラエティー」なんだから(笑)。

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