「TSUTAYA」を運営するCCC (Culture Convenience Club)が、新規事業として家電量販店を展開するという記事。すでに、大手家電量販店の統廃合が進みつつ有り、さらにもう一つの「家電量販店」であった通販事業も下降気味というこの時代に、どう言う勝算を持っての参入なんだろうか。TSUTAYAだから、音楽・映像関係と思いがちだけど、それだけでは無いと言うことらしい。ぱっと思いつくのは、「代官山 蔦屋書店」のコンセプトである、リッチなナイフスタイルの提案型ビジネスかな、ということ。それはそれで、狙い目としては良いかもしれませんね。例えば、DIYのお店が、材料を売るだけで無くリフォームも含めてサービスを提供するようになったように、「ライフスタイルコンシェルジェ」という形で、お客様の人生にいろいろな付加価値を提案・提供するビジネスモデルかもしれない。「ライフプランナー」が将来に対してのコンシェルジェであるとすれば、もっと近い未来・現在のちょっとだけ先の未来に対しての提案をするのが、このTSUTAYAの目的なのかも。極端な話し、このTSUTAYAがNECカシオモバイルの人材を引き受けて、TSUTAYAが想定する「創造的生活にマッチしたケイタイ・スマートフォン・タブレット」を作っても良いわけですからね。Softbankが当時のVodafonを買収して携帯事業に参入した時に、まずいの一番にやったのが携帯に「Yahooボタン」を付けたことですが、同じように「TSUTAYAボタン」を付けて、ワンプッシュでTSUTAYAのサービスにアクセス出来るとか、T-Pointカード内蔵にしても良いわけだし。その携帯のFeliCa/NFCで決済したら、どんな場合でも自動的にポイントが付くわけです。
そうなると、例えばイオンが「イオン家電」なんていうのを作っても良いわけだけど、ただ「華」が無いんですよね、そうなると。単なる「安くてお得なプライベート家電」というイメージしか沸いてこない。逆に、「伊勢丹家電」なんて聞くと、ちょっと「高級品」って印象だけど(をぃ)。TSUTAYA家電だと、丁度その中間あたりの「少し高いけれど、高級感があってお得」というラインを掴んでいる気がする。
まぁ、外野は勝手なことを言うわけですが、でも目の付け所はよさげだなと感心してしまいました。
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