2013年8月2日

ベンチマーク最速のGalaxy S4

いゃいゃSamsung、やってくれるなぁ(笑)。記事にも書かれているけれど、昔のベンチマーク最適化競争と同じだよなあ、これ。ソースの記事には、ベンチマーク結果の比較表や、バイナリーにハードコードされたターゲットCPU/GPUのデータとか、もう言い訳できない(をぃ)。

確かに、昔のPCはカタログスペック、特にH/Wスペックの違いがユーザーの購入動機の一番目でしたから、CPUが早いもの、グラフィックが早いもの、トータルのシステムパフォーマンスが早いもの、という限られた候補の中で、PCメーカーやパーツメーカーが鎬を削っていたわけです。とは言っても、もともと使っているパーツやサブシステムがそんなに違わないわけだから、どうしても改善には限界が有るわけで、そうなった時の超裏技、「決め打ちで早くする」に手を出すのは、そう時間は掛からないですよね。

ただ、そう言う無意味なベンチマーク競争は、一部の超ハイエンドマシンを除けば、もう終わっていたと思うんですけど。ただ、よく分からないのは、スマホに関して言えば、こういうベンチマーク結果が公開されてそれが製品購入の同期になることは、多分殆ど無いはず。それよりも、バッテリーの持ちだとか、操作感だとか、言ってみれば「ユーザビリティ」という定量化が難しい部分が、今の差別化だと思うんですよね。そんな中で、何でわざわざこんなコードを入れたんだろうか。好意的に考えると、例えばバッテリー消耗テストをしたいので、特定のベンチマークを走らせると最大消費モードになるとか、まぁそういうテストツール的な利用目的はありだとは思うんですよね。でも、それなら製品版ではその機能はクリップしておくとか、あるいは何か外付けコードとかで制御するとか、まぁやりようは有るはず。

いずれにしても、Samsungの意図は分からないけれど、何か余計なことをしているなという不信感だけが残るし、今後も続きそう。

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