2013年8月27日

英語表記

少し前にこんなニュースがありました。日本の標識には、日本語表記とローマ字表記が併用されていることが多いのですが、そのローマ字表記(日本語の発音をアルファベット表記したもの)を英語表記に変更するというもの。実は、これは私も以前から感じていることで、ローマ字表記って地方とかに行ってその地名の読み方とか分からない時に便利かなと思うくらいで、多分外国人の方には「何のことやら」状態なのでは。大体、ローマ字表記って、日本語の発音に当てはめているから、それを英単語の綴りと思って外国人が発音すると、似て非なるものになり「音訳」としての意味も成さないし。ですから、この動きは日本の観光立国を目指すのであれば是非全国的にやって欲しいですよね。

実は、数日前に国内大手新聞社の英語名をちょっと必要があって調べてビックリしたんですが、ローマ字表記と英語的表記に分かれているんですよね。てっきり、国際化を目指すなら英語表記になっていると思って驚きました。

  • 読売新聞: The Yomiuri Shimbun
  • 毎日新聞: The Mainichi Newspapers
  • 産経新聞: The Sankei Shimbun
  • 朝日新聞: The Asahi Shimbun
  • 日本経済新聞: Nikkei

「新聞社」を意味する「Newspaper」を使っているのは毎日新聞一社。あと、株式市場等で世界的に「Nikkei」が浸透している日本経済新聞が「Nikkei」を使うのは分かるとして、その他三社は「Shimbun」というローマ字表記。もしかしたら「ヨミウリシンブン」という社名自体をブランド化したいのかもしれないけれど、自分達は何と言う事を主張するには、ちょっと違うんじゃ無いのかと言う気もします。

英語名が必要な国際的ビジネスを展開している会社は多いとは思うけれど、既に知名度を確立しておらず、これから何か新しいものを世界に向けて売り込むのであれば、余り日本語名表記にこだわらず英語的な要素を取り込んだ方が有利ですよね。SONYが「SONY」という名前を考えた時も、SonicとかSonnyとか語感や響きが似たような単語から創造したものですが、そう言う当初のこだわりがあれだけの会社に繋がったと思いますしね。

50年後、100年後には中国語が世界の標準語になっている可能性もあるけれど、現在は英語が世界標準の一つであることは疑いないこと。観光立国目的だけで無く、ビジネスエリアでも海外からの渡航者が増えても困らないように、こう言う表記の充実は進めて欲しいですよね。

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