2013年8月25日

スティーブ・バルマー氏

Microsoft社CEOのスティーブ・バルマー氏が、12ヶ月以内に退任する事を発表した記事。MS-DOS誕生以前からパソコン(当時は「マイコン」)を弄っていた世代からすると、また業界のシンボル的な人物が表舞台から去るわけで、ちょっと悲しい。まだビル・ゲイツ氏がMicrosoft社を率いていた時には、ビルの我が儘を何とか実現するためにスティーブが居る、みたいな話しがまことしやかに業界紙なんかに書かれたものですが。

以前のように、パソコンが社会の中心で、それを動かすOSを握っているMicrosoftは黙っていてもお金が入ってくる構造から、もしかすると端末(Tablet)は只、OSも只、サービスも只、みたいな、彼にとっては悪夢のような世界が誕生しつつあるわけで、そう言う意味で会社の環境を整えた後で次の世代にバトンタッチする事を考えたのかも。

ビル・ゲイツ氏が表舞台から退く時にも大きな危惧が伝えられましたが、結構Microsoftは上手くやりましたよね。Appleにしても、事前に準備はしていたんだろうけど、スティーブ・ジョブス氏亡き後もそれなりの実績を積み上げているわけだし。まぁ、世界的規模の大きな組織だから、それなりに弾力性もあるだろうし勢いも持続するだろうし、実際にはこれからが勝負何だろうけど。

これまでだと20年とか30年というスパンでこう言う交代劇が生まれていたものが、これからは15年とか10年とか、どんどん時代の流れと共に加速していくんじゃ無いだろうか。そう言う流れに乗り遅れない、逆に乗り切りさらに先に進むことが出来る力量のある会社・組織、あるいはリーダーがこれから誕生しないといけない厳しい時代になりますね。

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