長い選挙戦が終わり、事前の予想通り与党・自公が圧勝したものの、戦前の予想よりは少し控えめな感じ。アナウンス効果のせいでしょうか。自民党の単独過半数の勢いも言われていたけれど、流石にそれは不味いと有権者が判断したのか、その分は維新とかみんなに流れた感じで、こちらも戦前の不利な予測に比べたら最後に少し持ち直した印象です。民主党も予想よりも議席を失い、退潮傾向に拍車が掛かりそう。
与党が衆参で安定多数を確保したので、これで下らない理由で審議が停滞したり、無意味な問責決議などで決めるべきものが決まらない不幸な状態が解消されるだけでも、今回の選挙の意味があったように思います。国民としては、参院選直前までの国会運営で、野党の斜めっぷりに嫌気がさした結果のような気もします。
所で、東京選挙区で当選した山本太郎氏なわけですが、65万票の得票で第四位での当選は正直意外。正直、この人の行動にしても発言にしても賛成できる点は無いけれど、投票した人はどう言う理由で入れたのか、そっちの方が興味あります。まぁ、このまま無所属で活動するのか、あるいは社民党あたりから声がかかって入るのか。もし、後者の場合だと「第二の田嶋陽子」になりそうな予感がする。
次の選挙は、衆議院の解散や内閣の総辞職が無ければ3年後の参議院改選ですが、まぁ遅くとも2年後くらいまでに経済が安心出来る状態にもっていって欲しいですよね。秋には、来年春の施行の判断をしなきゃいけないけれど、仮に予定通り8%にアップすると、折角助走状態から加速が尽きつつある経済状況が失速する事にもなりかねないし。方や消費税アップは国際公約である以上、簡単に延期もできないだろうし。個人的には、5%→8%→10%ではなく、5%→7%→10%と、少し最初のステップを押さえてはどうだろうか。あるいは、5%→6%→8%→10%という四段階にさらに再分割するとか。いずれにしても、まずは景気。
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