2013年7月31日

新AirAsia Japanはどうなる

10月末で提携解消をするAirAsia Japan。約二ヶ月の準備期間をおいて、12月末から新しいLCCとして運航開始するという記事。現在の保有機は、ANA側は2機になるみたいですね。その後5機体制にまで増強するみたいですが、ちょっとやり繰りに困りそうな機数。新しい社名は8月中旬、スケジュール等は9月末と、新しいLCCの形が見えるまではまだ時間が掛かりそうで、ちょっとどうなるか分からない。ただ、少なくともPeachブランドにはならないと言う事と、ANAとの接続・提携は無くて、成田・セントレアを拠点にサービス展開するみたいですが、どうかなぁ... まぁ、Peachとの提携・合併は無いと言っても、Peachの成功体験やKnow-Howは親会社のANAとしては利用して、少しでも利益の出るLCCにしていくんでしょうけど。

AirAsia Japanの場合、AirAsia主導での運営が日本人の好みに合わなかったというのが大きな理由だと思うから、Peachや多分JetStar JapanもJALが主導しているんだろうけど、ANA側というか日本人の好み・嗜好を考慮していく運営になれば、逆に今の時代は「LCC」というシステムがやっと認知されてきているので、今後の利用客数も伸びるんじゃ無いだろうか。

LCCというシステムは、これだけ新幹線が発達している人でも、場所と時間を選べば結構有益だと思うんだけど、まだまだ認知不足の部分はありますよね。先ず日本人の場合飛行機に乗り慣れている人って、まだまだ少ないと思うし。その飛行機に乗り慣れている人にとっても、LCCの利用方法にはちょっと戸惑う部分もあるわけだから。もう一つ期待しているのが、LCCの場合集客のためにそれなりに大きな都市に就航しなきゃいけないけれど、だからといってその場所の中心空港に就航するわけでは無く、コスト(=空港利用料)も重要な要素。成田空港に対して、茨城空港がLCC空港に特化しようとしているのは案外良いアイデアだなと今更ながら思ったりして。

地元の静岡空港はどうだろうか。富士山の世界遺産登録は追い風になるとは思うけれど、それだけで利用客がぐっと伸びるほど甘くは無いし。もう少し、浜松や静岡へのアクセスが頻繁になるとかしないと、拠点空港としては勿論、途中の空港としても厳しいだろうなぁ。FDAの鈴木社長のインタビューでも、やつぱり空港からのシャトルバスが重要と言ってますよね。確かに、1時間に2本とか3本だと間が空いている気がするけれど、15分間隔と言われるとそんなに待つ気がしないですし。

閑話休題。で、新AirAsia Japanの社長には、ANA出身でAir Doの営業本部長の方が就任する予定とのことですが、そのAir Doは大丈夫だろうか。ANA/JALの大手二社の下には、複数の航空会社が国内線を中心に運航しているわけですが、LCCみたいな特徴も無いし、大手のようにリッチなサービスと言うわけにもいかないだろうし、その差別化が難しいですよね。結構Air Doと提携して「Air Go」とか(をぃ)。

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