2013年8月1日

NECカシオモバイル、スマホから撤退

一月くらい前は「Lenovoとの提携間近」みたいな報道もあった、NECカシオモバイルの動向ですが、結局折り合いが付かずに破談。完全撤退ではなく、スマホ事業は撤退するけれど、フューチャーホン、いわゆる「ケイタイ」事業は一定のマーケットが続くと思われるので継続するというは話し。元は、旧電電ファミリーで、圧倒的なシェアも持っていたわけですが、結局時流に乗れずにビジネスチャンスを喪失したと言うことですよね。

ただ、そう言うことを外野が言うのは簡単なんだけど、中の人はやっぱり大変。人員等はNEC本体の部門などで吸収するみたいなので、解雇とか言うことにはならないみたいだけど、残った携帯ビジネスにしても決して明るいわけでは無いだろうし。でも、似たような経験をしている自分としては、これから色々厳しいことも多いだろうけれど、そこで後ろ向きになったらお終いなわけで、これまでとは一寸向きが違うかもしれないけれど是非前を向いて進んで欲しいですよね。

組織とか企業体と言う事を考えると、一つのビジネスが何年も続くことは無いわけで、こういう組織の新陳代謝は必ずあるし、場合によってはもっと厳しい外科手術が必要になるかもしれない。そうやって、ヘルシーな部分を残しつつさらに成長していかなきゃいけない。そう言う変化を受け入れて実現できる物だけが、次の時代に生き残れるわけですから。

今では世界のスマホマーケットを占有するSamsungだって、以前は品質問題でボロボロになり、会社存亡の危機にも直面したわけですが、そこから這い上がって今の地位まで到達した力と意思は凄いなと思いますね。ただ、今の利益構造がスマホが殆どという企業体質が良いかどうかは別だけど。SONYだって、元々のSONYブランドでは低迷して当時のトップメーカーと合併してSONY Ericssonになったけれど、その後SONYに再び戻り今があるわけですしね。

もう一つのメーカー、パナソニックは、スマホからの撤退は発表していないけれど、厳しい状況なのは確か。そうなると、docomoの国内メーカーはSONY、富士通、SHARPの3社か... ちょっと選択肢が狭まるのは困るなぁ...

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