2013年4月11日

円安?

アベノミクス、黒田バズーカの影響で、円安は100円台を睨む値段まで迫り、株価も1万3000円台までアップ。でも、「円安」とは言うけれど、それは暫く前の70円台迄上がった円高に対しての言い方で有り、昔は180円とか160円とか、130円なんて為替になれば「円高で日本の輸出企業が潰れる」と言っていた時代から見れば、まだまだ「US$1=100円」なんて「円高」の範疇じゃないのか。個人的には、円-ドル換算が簡単なUS$1=100円というのが一番良いんだけど(笑)。

確かに、一年くらい前に比べれば30%位為替レートが変わっているから、そう言う点では影響が大きいのかもしれないけれど、でも70円台のレートの時には以前の円高で苦労した輸出企業は80円位のところに防衛ラインを設定していたなんていう話が良く出てきたわけだから、今の100円台に近いレートなんて天国みたいなものじゃ無いのだろうか。逆に、輸入製品は円安で価格がアップするので、決して良いことばかりじゃ無いけれど、でも昨日車で出かけた時に通りかかったGSでは、ガソリン価格が148円とか出ていたので、暫く前よりも少し落ち着いて来ている感じ。まぁ、ガソリンの場合為替とは別に原油価格の上下が影響しますけどね。

為替レートにしても価格設定にしても、絶対的な値付けなんて存在しないわけだから、余りその時の上下に一喜一憂しない方が良いように思います。そりゃぁ、為替の影響を受ける製品・商品に取っては、いろいろと問題は出るんだろうけど、結局凸凹が有って後から見たら平均して損得無しと言うのが世の中じゃ無いだろうか。円高の時にはそれでメリットのある事をやれば良いのだし、円安になれば今度は別のことをやれば良いと思う。最も、個人消費はそれも可能かもしれないけれど、企業活動となるとそうはいかないですからね。それに、そう言う変動の影響を吸収するような、例えば先物取引とか、そう言うシステムも存在しているわけだし。あまりニュース等で危機感を煽るような印象は与えない方が良いと思う。経済評論家なんていう人がテレビのワイドショーに出て、いろいろなことを言っているけれど、円高の時と円安の時、どちらの時も悪いことしか行っていないような気がするなぁ。じゃ、どれならいいのと聞きたいくらい。

気候と同じ話だと思うんですよね。一年中暖かい土地が好きな人もいれば、寒い場所が良いという人もいる。四季の変化がある方が良いとは誰も思うけれど、その程度は人それぞれ。なかなか簡単に土地を移動すると言うことは出来ないけれど、だからこそその土地や場所に合わせて人は生き方を見つけていくし対応していくもの。経済活動も、細かなところはいろいろ出来る事も追い蹴れど、為替レートとか株価なんて国レベルで何とか使用としても中々動かないもんなんですから、それならそれに逆らわずにその時その時で、ベターな選択肢を選んで行き、トータルでマイナスには少なくともならない、プラスが出たらラッキー位の気持ちで生活するのが、一番ストレスなくていいきがします。

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