2013年4月12日

タイの日本車

先日、義妹と姪を連れて単身赴任中の弟がいる、Thai (Bangkok)に行ってきましたが、その時Bangkok市内で見て感心した光景がそのまま記事になっています。そう、Bangkok市内を車で二日間あちこち走り回ったんですが、その時にみる車の70%位が日本車。残り30%弱が欧州車で、最近よく見る韓国車は、2台しか見ませんでした(現代)。しかも、その日本車についても、トヨタ、ホンダを初めとして、三菱、マツダ、日産、スバル、スズキ、と、ダイハツ以外のメーカーの車が確認できました。

ビックリして弟に聞くと、まさに記事(登録サイト)にも書かれているように、タイ国内に工場が有り価格競争力があることと、やはり日本車に対しての信頼性が高いことなどから、タイの自動車市場は日本車のオンパレード。こういう光景を見ると、まだまだ日本の製品力も捨てたものじゃ無いなと力強く感じますね。もう一つ感じたのが、タイも日本同様右ハンドル・左側通行なんですよね。イギリスやその植民地だったオーストラリア何かが左側通行なのは分かるけれど、何故植民地化されていないタイが世界の中では少数派の左側通行なのか不思議です。帰国してからちょっと調べてみたら、タイと隣接するマレーシアやミャンマー(旧ビルマ)が英国の植民地で左側通行だったため、その影響でタイも左側通行になったというのが、何となく説得力がある気がします。いずれにしても、日本でデザインした車をそのままタイでも作って売ることが出来るし、逆にタイの製品を日本に持ってくることも比較的簡単にできそうですし、そう言う意味でも日本車が多く見られることは嬉しいしメリットを感じます。

良く、タイは親日国で日本に対しての信頼も高いと言われますが、だからこうなのか、こうだからそうなっているのか、その当たりは簡単には説明できないのだろうけど、でも東南アジアの中では大国であるタイにこれだけの足がかりがあるというのは大きい気がします。そう言えば、タイは年中日本の真夏みたいな気候で、その為にアパートやマンションと思しき建物も沢山建ち並んでいます。その外壁には、エアコンの室外機が沢山取り付けられているんですが、そのメーカーに三菱のマークがかなり多いんですよね。ざっと見た範囲では、半分くらいが三菱のエアコンの室外機でした。これも、失礼ながら日本の実情を考えるとちょっと以外な結果。昔と比べれば日本製品のシェアや売上高は苦労しているんだろうけど、でもまだまだ日本製品の輝きは無くなっていないなと嬉しくなった光景でした。勿論、それに甘えること無く、もっと積極的に市場開拓しなくちゃいけないのは紛れもない事実で、いかに価格を下げて品質や付加価値をアップして、総体的なお得感を感じて貰えるか。昔なら、価格第一、安いものが売れる時代だったろうけど、少なくとも今のタイやシンガポールを見ていると、そのレベルはもう脱していて、次の購買レベルに達しているようにここ最近感じます。そういうときこそ、次のビジネスチャンスですよね。

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